宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」。受賞こそ逃したものの、米アカデミー賞の候補作になったことを喜ぶ一家がイタリアにいる。零戦設計者の主人公・堀越二郎の飛行機への憧れを、夢の中で励まし続けた飛行機設計士ジャンニ・カプローニ氏の子孫だ。そこには、カプローニ氏が第2次大戦後に「戦争協力者」として否定されたことへの苦い思いがある。
宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」。受賞こそ逃したものの、米アカデミー賞の候補作になったことを喜ぶ一家がイタリアにいる。零戦設計者の主人公・堀越二郎の飛行機への憧れを、夢の中で励まし続けた飛行機設計士ジャンニ・カプローニ氏の子孫だ。そこには、カプローニ氏が第2次大戦後に「戦争協力者」として否定されたことへの苦い思いがある。
全米90都市、約500スクリーンで拡大公開され、アカデミー賞長編アニメーション部門で大きな注目を集めていた「風立ちぬ」。宮崎監督は03年の「千と千尋の神隠し」以来、2度目のオスカーが期待されていたが、受賞はならなかった。仕事のため日本に残っていた宮崎監督は、賞の発表後に東京・小金井市のスタジオジブリで急きょ会見。約30人の取材陣の前に「すいません、無駄足を運ばせてしまって…」と悔しさを見せることなく、笑顔で登場した。
第86回アカデミー賞授賞式に参加したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、会場となったドルビー・シアター近くのホテルで授賞式直後の思いを語った。長編アニメ映画賞にノミネートされていた宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』は惜しくもディズニーの『アナと雪の女王』に敗れたが、鈴木プロデューサーは「アカデミー賞を受賞できなかったのは大変残念ですが、こちらに来る前に実は『アナと雪の女王』を観ていたんです」と明かした。
第86回アカデミー賞で、長編アニメーション部門にノミネートされていた『風立ちぬ』ですが、残念ながらを受賞を逃す結果となりました。直後のインタビューで、宮崎駿監督は「ぼくは全然かわいそうじゃありません。作品を10年後、20年後に見てもらえるかどうかが大事だ」と語りました。
いよいよ近付いてきた映画の祭典、第86回アカデミー賞。ノミネーションが発表され、各メディアでは、受賞予想に花が咲いている。そんな中、日本映画の話題といえばやはりアニメーション部門だろう。宮崎駿監督作『風立ちぬ』(13)が長編アニメーション部門に、オムニバス『SHORT PEACE』(13)の一編『九十九』が短編アニメーション部門で候補になっているのだ。
スタジオジブリを描いたドキュメンタリ作品『夢と狂気の王国』のブルーレイ・DVDの発売日が決まりました。
価格はブルーレイ版が6,264円、DVD版が5,076円。共に、5月21日に発売されます。
初回限定特典として、スリーブケースとリーフレットが付属です。
アメリカ版『風立ちぬ』で、主人公・堀越二郎の声優を担当したジョセフ・ゴードンさんが、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、宮崎駿監督の思いから、堀越二郎をどのように演じていたかを語っています。
「宮崎映画の映像はとても心を揺さぶられる」。ジョセフは宮崎監督の「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」に言及してこう表現した。「僕にとって演技のほとんどは映像が担ってくれていて、自分に必要なのは声でそれをサポートすることだけという感じだ」
宮崎駿監督に影響を与えた、中川李枝子さんの「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」が2月27日、松屋銀座(中央区銀座3)8階イベントスクエアで始まりました
なお、展示場では、先日行なわれた宮崎監督と中川さんの対談映像も公開されます。
人気TVドラマ『北の国から』シリーズの脚本家で知られる倉本聰氏が、23日放送のJFN系列のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 – 23:30)に出演し、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対談した。
現地時間21日より宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』が北米21スクリーンで限定公開され、興行収入31万3,751ドル(約3,137万5,100円)を記録したことがわかった。全体の興収ランキング(21日~23日)では25位だが、1館あたりのスクリーンアベレージに換算すると1万4,941ドル(約149万4,100円)を稼ぎ出し1位となっている。(数字は全てBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)