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高畑勲監督 ウワサの新作「竹取物語」は2年後?

鳥獣描画で竹取物語を作っていると噂になっている高畑監督ですが、完成まで2年くらいかかるとのことです。
宮崎駿監督の新作も、順調にいけば2年後に完成のようなので、大御所の作品が立て続けに公開されるかもしれませんね。

2日、江東区の東京都現代美術館で開催中の「フレデリック・バック展」トークイベントで、新作について質問された高畑勲監督が、思わず小さな声で「(完成は)だいぶ先。2年くらいかかるんじゃないか」とコメントした。

高畑監督と言えば、1999年の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、およそ12年間発表していない新作が待ち望まれている。かつてスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーがラジオ番組で「高畑監督の新作は竹取物語を題材とした鳥獣戯画風な作品になる」と言及したこともあり、その動向に注目が集まっていた。この日のイベントで司会者から「新作があるんですよね」と問われた高畑監督はいきなり「はい。でもだいぶ先です……」と消え入るような声で返答。さらに「ずっと作っているんですよね」とツッコまれ、「ん……」と思わず言葉に詰まってしまった高畑監督のいつになくしおらしい様子に、会場は笑いに包まれた。

 

鈴木敏夫の寄稿文「選べないもの」

「ハウルの動く城」と「ゲド戦記」のブルーレイ化にあたり、鈴木敏夫プロデューサーが下記の文章を発表しました。
時代の洗礼と運命をうまく絡めていますね。

選べないもの

人は、生まれる時代を選べない。
宮崎駿は、時代と格闘して映画を作って来た。
魔法使いたちが悪魔と契約し、
自ら異形の怪物となって戦うのが、この時代の「戦争」だった。
だが、魔法使いのハウルはただひとり、
戦争に背を向け、毎日を無為に生きていた。
そんな彼の前に現れたのが、魔女に呪いをかけられ、
90歳のおばあちゃんになってしまったソフィー。
ふたりは、ハウルの居城で奇妙な共同生活を始め、
次第に心を通わせてゆくが、
その城は、4本の足で歩く、人々が恐れおののく「動く城」だった……。

人は、家族を選べない。
宮崎吾朗は、偉大な父を持ち、父と格闘しながら生きてきた。
そんな彼の人生と主人公アレンの生き方が折り重なる。
世界の均衡が崩れつつある時代、
人々はせわしなく動きまわっているが目的は無く、
その目に映っているものは、
夢か、死か、どこか別の世界だった。
人間の頭が、変になっている。
心に闇を持つ少年アレンの前に現れた大賢人ゲド。
災いの源を探るべく、ふたりは世界の果てまで旅に出る……。
むごい現実から目をそらすのか、あるいは、そらさないで生きるのか?
人は生まれる時代を選べないし、家族を選ぶことも出来ない。
そこに葛藤があるし、人生の大きな意味がある。

スタジオジブリ・プロデューサー 鈴木敏夫

『ハウルの動く城』ペーパークラフト ハッター帽子店



映画『ハウルの動く城』で主人公のソフィーが働いている帽子店を150分の1スケールの手のひらサイズで再現した「みにちゅあーとキット ハッター帽子店」が9月26日に発売される。企画・監修はもちろんスタジオジブリ。これまでのアイテムより一回り大きくなっている分、作りごたえや見ごたえもたっぷりの人気シリーズ第3弾だ。

みにちゅあーとキット ハッター帽子店

「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」のシリーズと合わせてどうぞ!

「みにちゅあーとキット ハッター帽子店」は9月26日発売 価格: 5,985円(税込み)
9月1日より予約受付開始

熱風 8月号 震災・原発に宮崎駿が思うこと

先日、スタジオジブリは、社屋に原発反対の意思を表す、「スタジオジブリは 原発ぬきの電気で映画をつくりたい」という横断幕を掲げたことで話題になりましたけども、そのことについてフリーペーパーの熱風8月号で明かされました。

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宮崎駿の新作は『風立ちぬ』? Cut 9月号で大いに語る

「Cut」9月号はスタジオジブリ特集です。
宮崎駿の3万文字インタビューは必見です。
『コクリコ坂から』について、震災について、現在制作中の新作についても語られています。

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ジブリのTwitterアカウント一覧

Twitterには、スタジオジブリ関連のアカウントが、数多く存在します。
ジブリの情報を発信する公式アカウントから、ジブリ作品のセリフや、監督の名言をツイートするbotまで、様々あります。
お好みのアカウントをフォローしてみてください。

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「コクリコ坂から」が第36回トロント国際映画祭に出品

第36回トロント国際映画祭のContemporary World Cinema部門のラインナップが発表され、「コクリコ坂から」が出品されることがわかりました。

各部門に出品された作品の中から、市民投票で決定する観客賞The People’s Choice Awardは、アカデミー賞の前哨戦ともいわれており、「コクリコ坂から」の評価にも注目が集まっています。



宮崎駿:世界で最も偉大なアニメーター 被災地で上映会

CNNが宮崎駿監督を紹介

(CNN) 日本のアニメ作家、宮崎駿氏(70)は世界で最も偉大なアニメ制作者であり日本のポップカルチャーの象徴だと世界の多くの人々から評されている。

2002年、宮崎氏の代表作の1つである「千と千尋の神隠し」が世界中の映画館で上映された。同作品は日本国内の映画興行成績の記録を塗り替え、宮崎氏に米アカデミー賞長編アニメ賞をもたらした。

宮崎氏は1985年にアニメーション制作会社スタジオジブリを設立して以来、自然界をテーマにしたファンタジーと環境保護やフェミニズムといったよりシリアスなテーマを融合した18の長編アニメ映画を制作している。

2008年の作品「崖の上のポニョ」には大津波のシーンが含まれている。宮崎氏は作品の中で自然災害を描くことについて、自分は災害を予言する破滅論者ではなく、人生のはかなさを浮き彫りにする現実主義者だと語る。宮崎氏は震災後、東北の被災地に4カ月間滞在し、地元の子どもたちのために自作品の上映会を開催した。

宮崎氏がアニメを制作する際の細部へのこだわりや、良い作品を作るために努力を惜しまぬ姿勢は、米アニメ制作会社ピクサーのジョン・ラセター氏や、「ウォレスとグルミット」シリーズで知られる英アニメーター、ニック・パーク氏など、同時期に活躍する世界のアニメ制作者たちからも称賛されている。

しかし宮崎氏は、アニメーターたちが絵を1枚ずつ手描きし、コンピューターグラフィック(CG)をあまり使わないスタジオジブリのような制作会社は廃れる運命にあると考えている。自分たちは絶滅種かもしれない、と自嘲気味に語る宮崎氏だが、今後も手描きにこだわり続けるという。

宮崎駿氏が震災後、東北の被災地に訪問し、
地元の子どもたちのために自作品の上映会を開催した。

 

世界で最も偉大なアニメ制作者であり、
日本のポップカルチャーの象徴だと、世界で評されている宮崎駿氏。
CNNとのインタビューの様子

宮崎駿:世界で最も偉大なアニメーター 被災地で上映会
http://www.cnn.co.jp/showbiz/30003704.html

宮崎駿監督の新作は自伝!鈴木敏夫プロデューサーがイベントで明かす

宮崎駿監督の次回作が、本人の自伝であることが発表されました。
監督の少年時代を描くのか、それとも東映動画入社したてからを描くのでしょうか。注目です。

3日、「フレデリック・バック展」を開催中の東京都現代美術館にて行われたトークイベント「話をする二人」で、鈴木敏夫プロデューサーが、宮崎駿監督の新作が自伝になることを明かした。

 この日のイベントで、“舌”好調で映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』などの制作秘話を明かした鈴木プロデューサーは、200名の観客を前に「宮崎駿監督の新作は自伝になる」と発表し、観客を驚かせた。スタジオジブリによると、「鈴木プロデューサーの突然の発表にはスタッフも驚いており、鈴木プロデューサーがイベントで語ったこと以上に現時点で発表できることは何もない」とのこと。しかし、もちろん新作も、アニメーションになることは認めており、“宮崎駿監督の自伝アニメーション”の制作が進んでいることは間違いないようだ。

宮崎吾朗、『コクリコ坂から』を語る

週プレNEWSによる、宮崎吾朗監督のインタビューが公開されました。

――今回、監督第2作を引き受けるにあたって、「どうしても映画という仕事をやっていきたい」という力強い言葉が監督のほうからあったそうですが。

「……それ、プロデューサーの捏造です」

――えぇ!? あのジブリの名物プロデューサー、鈴木(敏夫)さんの?

「はい。あの人は事実を捏造する天才なので(笑)。確か、『ゲド戦記』をつくり終わってからすぐ、『次はどうする?』って聞かれたんですね。そのときは、“やる”とも“やらない”ともはっきり答えられなかったんです。僕としては、まだアニメ監督でやっていけるのか自信もなかったし、かといって、もうジブリ美術館には戻れなかったので」
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