『となりのトトロ』といえば、「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。」というキャッチコピーが有名です。
このキャッチコピーは、糸井重里さんが考えたことで知られています。
ジブリ作品には、様々なキャラクターが登場しますが、キャラクター作りにおいて、まったくの想像で作られることもあれば、モデルが存在することもあります。
その中から、モデルが明らかになっているキャラクターをご紹介します。
宮崎駿作品というと、声の出演者について本職の声優ではない、ユニークなキャスティングが行なわれることが注目されますよね。
『風立ちぬ』においては、主人公・堀越二郎を庵野秀明さんが演じていることが、最も注目を浴びたんじゃないでしょうか。
話題性を重視していると思われがちですが、そういった理由だけではありません。
本作の声優陣がどのような経緯で決まったのか、ご紹介します。
ジブリ作品の『猫の恩返し』ですが、この作品はアニメーション化を前提に描かれた漫画が原作となっています。
それは、柊あおいさんが描いた『バロン 猫の男爵』といって、宮崎駿さんが執筆依頼したものです。
「あたし、このパイきらいなのよね」
このセリフは、ジブリ作品の中でも、かなり大きなインパクトを残したんじゃないでしょうか。
『魔女の宅急便』でキキが老婦人から配達を依頼され、ニシンのパイを孫に届けるというもの。パイを受け取る際に女の子が、けんもほろろに言い放つ言葉です。
皆さんご存知のとおり、『となりのトトロ』は田園風景をオート三輪が走っているというシーンから始まります。
時代設定は昭和28年で、今はもう見られないような豊かな自然の風景が印象的な始まり方ですが、宮崎駿監督のアイデアでは現代の町並みから物語が始まる案もあったのをご存知でしょうか。