風の帰る森宮崎駿監督が、沖縄県・久米島の森林公園に、子どもが原生林の中で木登りや土いじりをして遊べる交流施設の建設計画について、施設の名称が「風の帰る森」となることが明かされました。
子どもが自然に触れながら成長するのを願う宮崎監督の世界観を体現した保養スポットとして、2018年中の完成を目指しています。



計画名は「風の帰る森プロジェクト」。島内外の子供たちがともに豊かな久米島の自然のなかで、のびのびと遊べる場所をコンセプトにしており、島の子どもたちのための児童館的な役割と、島外の子供たちのための保養所的な役割を持つ。施設には親子30人ほどが宿泊できるようにするという。

宮崎駿監督は施設の建設について、「久米島はこの世の天国に違いありません。この世は生きる価値がある、まだ素晴らしい場所が残っているんだということ子どもたちに伝えたい。久米島は土地自体が力を持っているからきっと面白いものができると思います」と語っています。

久米島町が公園の敷地の一部を提供し、宮崎監督が約3億円の事業費をかけて施設を整備後、町に寄贈する予定。来年4月に着工する見通しとなっており、約1万平方メートルの予定地はガジュマルやアカギなどの木々が茂り、コバルトブルーの海が望むことがきでます。