調布シネマフェスティバル『となりのトトロ』「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」のイベントの一環として、『となりのトトロ』がシアタス調布にて特別上映されたので観に行ってきました。
『となりのトトロ』は、これまでに何度も観ていますけども、設備の整った映画館で鑑賞するのは初めてのことです。



以前に、「トトロのふるさと基金」の25周年記念イベントとして、所沢市立中央公民館で『となりのトトロ』の特別上映が行なわれて、大型スクリーンで観たことは一度だけあるのですが、きちんとした映画館ということでいえば、今回が初めてです。

今回の上映は、DCP(デジタル・シネマ・パッケージ)といって、1988年に宮崎駿監督たちがスクリーンで観たフィルムの上映品質を再現したものになっています。

調布のシネマフェスでは、一昨年に『風の谷のナウシカ』、去年は『天空の城ラピュタ』が上映されていて、毎年恒例となりつつあるジブリ作品の上映です。現在では、音響や映像も、当時よりも高クオリティにする技術はあるのですが、当イベントの上映では必要以上にスペックを上げず、当時を再現した上映となっています。

調布シネマフェスティバル『となりのトトロ』

一昨年と去年は、上映前に当劇場の支配人の方があいさつをされていて、「初期のジブリ作品を劇場鑑賞したことが無い人にとっては、コンプレックスが解消されますよ」というお決まりの言葉があったんですが、今回は緊急事態宣言下での開催のためか、あいさつはありませんでした。残念。

調布シネマフェスティバル『となりのトトロ』

映画館で観る『となりのトトロ』は、やはりテレビで観るのとは違っていました。
何が違うかっていうと、やはり映画の世界に入り込むような没入感でしょうか。
男鹿和雄さんの素晴らしい背景美術であったり、テレビでは気づけなかった音であったり、自分がほんとうに映画の世界に入り込んだように感じられるのは、映画館ならではだと思います。

調布シネマフェスティバル『となりのトトロ』

テレビで観ているときに感じませんでしたけど、映画の冒頭にサツキとメイが勝手口から家に入って、マックロクロスケがゾワーっと現れるシーン。あそこは、想像力がかき立てられて、けっこう怖いんですよね。
今でこそ何度も観ているので、怖くないことはわかるんですけど、もし初見で劇場鑑賞していたら、『となりのトトロ』は怖い映画として記憶に残っていたと思います。

調布シネマフェスティバル『となりのトトロ』

それから、なんといっても、『となりのトトロ』は背景美術の素晴らしさであったり、作為なくきわめて自然に日本の魅力を伝える作風であったり、「よくぞ、この世界を作った!」と拍手したくなる、作り手のみなさんの心意気というか、志のようなものに、胸が熱くなります。ストーリーで泣くということはありませんけど、作り手の想いに泣けてくるのが、自分にとっての『となりのトトロ』です。

調布シネマフェスティバル『となりのトトロ』

さてさて、調布のシネマフェスでは、ジブリ作品の上映は3年連続となりました。
毎回、当時を再現する上映が行なわれているので、今年は『となりのトトロ』と『火垂るの墓』の2本立てを期待していたのですが、さすがにそれはかないませんでした。
『火垂るの墓』はジブリ作品ですけども、権利を持っているのはジブリではないので、同時上映は難しいのかもですね。

そんなわけで、おそらく来年は、『魔女の宅急便』が上映されるのではないかと思っています。
またそのときは、シアタス調布まで観にきましょう。


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