ジブリ美術館新型コロナウイルスの影響で2月25日より休館していたジブリ美術館が、ついに9月5日より再オープンしまして、さっそく行ってまいりました。
しかし、現在も尚、コロナ禍であることには変わりないため、感染防止のための入館者数や営業日数の削減、営業時間の短縮などなど、三密回避のため、平常時とは異なるスタイルで再開されました。



まず今回、10時の入場チケットで行ったのですが、ここでも以前との違いがありました。
これまでは、わりと早い段階から美術館の門が開いていて、敷地内で待っていたのですが、今回はオープン5分前くらいに門が開場されました。おそらく、内部で密になるのを避けるためですね。

そしてチケットは、例によって電子チケットのみなので、接触は一切ありません。

ジブリ美術館 カフェ麦わらぼうし

入場者数は、おそらく平時の半分か、それよりも減らされています。入場時の列も短いですし、お昼時の混みあう時間帯もけっこう空いてました。
いつもなら行列のできる「カフェ 麦わらぼうし」も、そう大して並ばず入ることができます。今回はメニューも大幅に減っていて、全面テイクアウトとなっています。一応、店内の座席はありますが、席の間隔は広くとられていて、イートインのスタイルですね。

ジブリ美術館 カフェ麦わらぼうし
いつもは閉じられているこちらの扉が、出口として使用されていました。
美術館の建設時に、カフェは元々テイクアウトでいく案も考えられていたらしいんですよね。
これは、その為にあった扉なのかもしれません。

ジブリ美術館 カフェ麦わらぼうし
今回は「くいしんぼうのカツサンド」と「すこし大人のジンジャーエール」を注文しました。
テイクアウト仕様のカツサンドもボリュームはあるし、相変わらず美味しいです。
ジブリ美術館のジンジャーエールは初めて飲みましたけど、けっこう生姜の辛みが強いです。これがホンモノのジンジャーか、という味を教えられました。

ジブリ美術館 ロボット兵
それから、いつもなら屋上庭園もロボット兵の前に密集するところが、ゆるやかな人の集まりしかありません。
庭園をのんびりと楽しむことができます。

ジブリ美術館 ロボット兵
ところで、ロボット兵の脚や腕の下のあたり、だいぶ変色してきていますよね。ロボット兵って、銅で作られているんでしたっけ?
これは、そのうち、鎌倉の大仏や自由の女神みたいに、緑青に覆われたロボット兵になるかもしれないですね。

ジブリ美術館
あと、平常時との違いといえば、小さな子どもたちが遊ぶネコバスは、タイムスケジュールがしっかり作られていました。
遊ぶ時間をしっかり制限して、おそらく一度に入場できる人数をだいぶ減らしています。

ショップ「マンマユート」は、店内のスペースを確保するために、棚がいくつか減らされていました。
そのため、商品も少なくなっています。実は、今回購入しようと思っていた目当てのグッズがあったんですが、残念ながら間引かれていて買えませんでした。

ジブリ美術館
これもウイルス対策の一環なのか、扉の取っ手に麻ひもが巻かれていました。
金属より麻のほうがウイルスが消えやすいとか?

ジブリ美術館

そして、短編作品が上映されている土星座ですが、こちらもチケットにスタンプを捺さなくなっています。
座席のほうも、一席分の間隔を空けて座るようになっていて、極力、接触と密を避けて過ごすことができます。

各展示室の入口にもアルコールスプレーのボトルが置かれていて、消毒も万全ですね。
これ以上ないくらい、鉄壁のコロナ対策をとった運営で、さすがジブリ美術館だなと思いました。

ジブリ美術館

しかし、「カフェ麦わらぼうし」がテイクアウトしかないというのは、やはり寂しいものがありますね。
早く通常オープンをしてもらって、カフェで新作のメニューを食べられる日が来てほしいです。