細田守 アニメーションワークス細田守監督が、早稲田大学で開講されている講座「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」に出席し、現在制作中であるという新作について語りました。
映画関係者をゲスト講師として招聘し、映画人に直接質問などもできる本講座。



近況を尋ねられた細田監督は「今現在はおかげさまで次の作品を作ることができることになりそう。ちょうど今は脚本を書いていて、だいたい第1稿ができつつあるところです。今までとは全然違う面白そうな切り口を見つけることができたので、またいい意味で裏切って、面白いと言わせたいと思います」と期待を煽っています。

学生たちから、細田作品には動物が登場することが多い理由を訊ねられると、細田監督は「僕は動物というのがアニメの王道だと考えています。アメリカでは、動物を動かす技術がCGになっても継承されているから動物を主人公にしたアニメが多いんですが、日本では動物をモチーフにしたアニメは少ない。それは動物を描けるアニメーターが少ないからです」と語りました。

「やっぱり僕らが目指しているものは『白蛇伝』などの東映長編なんですよ。例えば、失われた技術の一つとして美術があります。その一部はスタジオジブリの美術部に継承されましたが、それも全てではない。今はどうしても観客が同じ物を求めているだろうと勘違いして、表現を狭めているし、技術が失われてきている」と指摘し、「そういう現状にちょっとでも抗いたくて。だから動物を描いたりするんです」と強い思いを明かしています。

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