山本二三ジブリ作品の背景画を数多く手がけた、美術監督の山本二三さんが、五島市内で地元の小学生とスケッチをするイベントが開催されました。
現在、福江文化会館で開催中の「山本二三展~森の声、海の声~」の関連行事によるものです。市内の小学生ら約30人が参加し、数々の名作に携わった山本さんの「技」を少しでも学ぼうと、スケッチに取り組みました。



山本さんは城のような外観をした市立図書館を描いた。子どもたちは制作中の作品を一目見ようと集まり、細やかな描写に「すごい」と感激した様子。山本さんは「絵に良い悪いはないから、自由に描いて」と呼び掛けた。

山本さんは1953年生まれ。24歳のとき、宮崎駿監督のテレビシリーズ「未来少年コナン」で初めて美術監督を担当。以来、「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」といった宮崎作品をはじめ、「火垂るの墓」(高畑勲監督)や「時をかける少女」(細田守監督)など、日本を代表するアニメーションで美術監督を務めてきた。
ボリューム感のある雲の描き方に独特のスタイルがあり、「二三雲」と呼ばれている。

山本二三背景画集
『時をかける少女』『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』『じゃりン子チエ』『火垂るの墓』など、名作アニメの美術監督として活躍してきた著者の背景画の世界が蘇る。魂をこめて精緻に描かれた背景画の一作ずつに、どのような意図や技法が駆使されているのか、今明らかにされる。

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