劇場アニメーション『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』の完成披露イベントが都内で開催され、キャストとスタッフが登壇。同作で脚本を務めた、元スタジオジブリ社員の岸本卓さんも出席しました。
岸本さんは、2005年にジブリに入社。2009年11月にジブリを退社しています。
岸本さんは脚本家としては、本作が長編デビュー作。それを記念して、鈴木敏夫プロデューサーからメッセージが贈られました。
鈴木敏夫「ジブリ作品の影響が色濃く出ていて、よくも悪くも面白かった。岸本さんは、やっぱりジブリの人だったんだなあと思った。映像の技術も、見てて面白かった。3Dとセル画のブッキングが、非常に上手い。また、3Dで作った作品を3Dの質感であえて見せたり、逆にセル画風に見せたり、その意図を考えながら見るのも、すごい楽しかったよ」
という、鈴木プロデューサーからのメッセージに、岸本さんは感激した様子で、喜びを語りました。
岸本卓「ぼくは、雑誌の記者をやっていて、鈴木さんにインタビューしたのを切欠に、拾ってもらったんですけど、全然アニメーションにも興味なくて。ジブリに入ったらモテるかな、と持ったのが切欠で、こんなところに立っているんです。けっこう、ジブリをおん出るように出てしまったので、鈴木さんはどう思ってるのかなっていうのは、ずっとあって。だけど、鈴木さんが呼んでくれたから、この世界に入っているし。でも、意地もあって、会いに行けないしという感じだったので、すごく嬉しいです」