耳をすませば『耳をすませば」の公開20周年を記念した特別企画展「この男がジブリを支えた。近藤喜文よしふみ展」が、石巻市の石ノ森萬画館で開催されています。同展は、学生時代に漫画家を志した近藤さんが、石ノ森章太郎さんのアトリエに足をよく運んでいた縁もあって開催。昨年7~8月に故郷の新潟県で最初に開かれ、今夏の高松市に次いで3か所目となります。



今回から音声ガイドは、『耳をすませば」で主人公の月島雫しずくを演じた、本名陽子さんが案内役を務めている。近藤さんに仕事をお願いしたいと、宮崎、高畑両監督が奪い合いのけんかをした秘話など、雫の透き通る声で約30分にわたり、近藤ワールドを堪能できます。

会場には、近藤さんが携わった『耳をすませば」や『おもひでぽろぽろ』といった作品のセル画や、絵コンテなどがずらり。キャラクターの表情や、持ち物の設定が細かく書かれており、じっくりと見入る来場者の姿が目立つ。

近藤さんが自宅で愛用していた机や、ストップウォッチも展示。近藤さんが作画・演出を担当した、日本テレビ系「金曜ロードショー」で1997~2009年に放映された、映写機を回すおじさんが帽子を取ってあいさつするオープニング映像も流されています。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展

「萬画の国・いしのまき」石ノ森萬画館59回特別企画展 この男がジブリを支えた。近藤喜文展

会期:2015年10月10日(土)~2016年4月10日(日)
時間:9:00~18:00(12月~2月は17:00まで)
場所:石巻市・石ノ森萬画館
料金:大人800円/中高生500円/小学生200円