『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』『天空の城ラピュタ』などに制作デスクとして携わった作家の木原浩勝さんが、和歌山市江南の安原小学校で特別講演を行い、児童や保護者ら約500人を前に、アニメ制作現場での経験を基に、夢に向かって進む大切さを伝えました。
今回の講演は、同校PTAが主催したもの。木原さんは『となりのトトロ』の逸話を中心に紹介。森の緑の場面が多いことから、サツキを黄色、メイをピンクに、派手なイメージカラーで際立たせたことなどを紹介しました。
また、厳しいアニメ制作現場の雰囲気を紹介し、「努力が報われなくても、自分の心が分からなくなっても、それでもその夢に向かって進んでほしい」とエールを送りました。
『となりのトトロ』マトリョーシカ トトロの人形を開けると、中からまたトトロが……、次々と現れて、最後にマックロクロスケが現れるまで、6段階の入れ子になった、マトリョーシカ。 |