第32回東京国際映画祭の特別招待作品である『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』が東京のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映され、ディーン・デュボア監督が会見を行ないました。
『ヒックとドラゴン』シリーズの3作目となる本作は、第1弾から6年後の世界を舞台に、バイキングの長に成長したヒックと相棒であるドラゴンのトゥースたちが、新天地を求めて旅をするさまが描かれます。
同シリーズが世界で受け入れられている理由を聞かれたデュボア監督は「ドラゴンが世界中で人気なことは大きいと思う。どの文化にも存在していて、アフリカにいたという話もあるんだ」と説明。「背中に乗って空を飛べるという願望を叶えてくれる存在だし、もしかしたら地球にいるかもしれないと思ってもらえるのも理由かもしれないね」と、ドラゴンが観客の想像を刺激する存在であることに言及しています。
デュボア監督は、宮崎駿監督に影響を受けていることを明かし、「人類は自然を守らないといけない。でも破壊を繰り返している。人間とドラゴンの美しい共生だけではなく、今の人類が抱えている問題にも触れたいと思った」と作品に込めた思いを伝えました。
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は12月20日より全国でロードショー。