来年の秋にオープンが予定されているジブリパークについて、愛知県の大村秀章知事がTwitterでその詳細を明かしました。
2022年に先行オープンする、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアは、来年2月に整備工事を完了し、その後、展示・演示工事が行なわれます。
また、2023年に第2期オープンとなる、「もののけの里」「魔女の谷」の2エリアの整備工事に着手されたことが明かされており、同2エリアに整備されるタタラ場とハウル城のCGパースが公開されています。
「もののけの里」のタタラ場では里山的風景をイメージし、体験学習施設の機能も備えた「炭焼き小屋」のほか、休憩処等を整備されるようです。
「魔女の谷」には、『魔女の宅急便』のオキノ邸が作られるほか、『ハウルの動く城』のハウル城が整備されます。ハウル城は、高さ約16mとなる大スケールで、目玉のような大砲が動くリアルなものになります。
公開されたCGでは、色がつけれれていませんが、実際の色や素材感は、映画の世界に近づけたものになることが明かされています。
大村秀章知事Twitter
①午後1時から、臨時記者会見を開催し、来年度当初予算における重点項目のうち、
「2021年度におけるジブリパーク整備の内容」と「愛・地球博記念公園におけるジブリパークと関連した施設の整備・改修や周辺道路対策の概要」について発表しました。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
②来年度のジブリパーク整備では、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアの整備工事を2022年2月に完了し、その後、展示・演示工事を行います。
また、「もののけの里」「魔女の谷」の2エリアの整備工事に着手するとともに、展示・演示計画の検討も行う予定です。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
③「青春の丘エリア」では、映画「耳をすませば」に登場する「地球屋」、「ロータリー広場」、「猫の恩返し」に登場する「猫の事務所」の整備を進めています。
また、既存のエレベーター棟は、映画「天空の城ラピュタ」などに見られる19世紀末の空想科学的要素を取り入れた内外装に改装しています。 pic.twitter.com/MOfTCXCykJ
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
④なお、エレベーター棟は、愛・地球博記念公園のバリアフリー動線にもあたるため、ジブリパーク開業に先立って来園者の皆様にご利用頂けるよう、来年度中に整備を完了させる予定です。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑤「ジブリの大倉庫エリア」では、「倉庫」らしさと懐かしさを感じる和洋折衷の建築空間をイメージして、常設展示室、企画展示室、映像展示室、遊び場、売店・喫茶、収蔵施設等を整備します。2022年2月に整備工事を完了し、展示・演示工事に着手する予定です。 pic.twitter.com/UHrnSU9uhm
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑥「ジブリの大倉庫」の展示イメージを描いたデザイン画です。
映画「天空の城ラピュタ」に登場する廃墟となった天空の城をモチーフに周囲を廃墟風に仕上げ、そこに映画に登場するロボット兵が展示されています。 pic.twitter.com/D4AmflUOZn
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑦「ジブリの大倉庫」の展示イメージを描いたデザイン画です。
こちらは映画「借りぐらしのアリエッティ」に登場する小人の家と、彼女たちの目線で見た植物の茂る庭です。
ぜひ、小人になった気分を味わって頂きたいと思います。 pic.twitter.com/sfG4bsBmBP
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑧「どんどこ森エリア」では、既存の「サツキとメイの家」に加え、映画「となりのトトロ」の世界観をより身近に、より深く感じられ、お子様も楽しめるような散策路等の整備を進めます。
この「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアは、2022年秋の開業を予定しています。 pic.twitter.com/QWcqWCds7s
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑨3エリアの開業から概ね1年後の開業を目指す2エリアのうち、「もののけの里エリア」では、映画「もののけ姫」の世界観をモチーフに、和風の里山的風景をイメージしながら、体験学習施設の機能も備えた「タタラ場」「炭焼き小屋」のほか、休憩処等を整備します。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑩「もののけの里」の「タタラ場」を外側から見たCGパースです。
入口に物見台を備えた柵を巡らせ、劇中の砦的なイメージを演出します。 pic.twitter.com/BABXFc4QbV
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑪「魔女の谷エリア」では、映画「魔女の宅急便」「ハウルの動く城」などの北ヨーロッパ風の空間をイメージしながら、「オキノ邸」と庭園、「ハウルの城」と荒地、レストラン棟等を整備します。
ハウルの城は、ビルの4~5階の高さに相当する大スケールで再現します。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑫「魔女の谷」の「ハウルの城」のCGパースです。
高さ約16mとなる大スケールで、目玉のような大砲が動く非常にリアルなものにします。
内部に入ってハウルの寝室も観覧でき、映画の世界観を存分にお楽しみ頂けます。
実際の色や素材感は、より映画の世界に近づけたものになる予定です。 pic.twitter.com/C9MvnodSBI
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑬来年度当初予算では、ジブリパークの整備事業費として120億余円を計上するとともに、134億余円の債務負担行為を設定します。
2022年秋の開業に向けて3エリアの整備工事と展示・演示工事を進めるとともに、残り2エリアの整備工事に着手し、展示・演示計画の検討を行って参ります。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑭昨年2月にジブリパーク整備の全体事業費が340億円となることを発表しました。
来年度末までの事業費ベースの執行率は3エリアが約79%、2エリアが約11%、全体で約47%となり、ジブリパーク整備もちょうど中間点となります。
2022年秋の開業に向け、着実に整備を進めて参ります。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑮また、来年度は、ジブリパークの整備に合わせ、愛・地球博記念公園内のジブリパークと関連した公園施設の整備・改修として、
「公園北エントランスの再整備」「休憩所、園路等の整備」「駐車場の整備」「供給処理施設等の整備・改修」を行うとともに、周辺道路の渋滞対策を行います。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑯「公園北エントランスの再整備」では、ジブリパークと調和した景観や表玄関にふさわしい機能を備えたエントランス空間を整備します。
北エントランスには総合案内センター(仮称)として、案内所、休憩所、売店、トイレを新たに整備。
周辺の自然と調和した省エネルギー型の施設とする予定です。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑰ジブリパークの玄関口として「ひと中心」のエントランスとするため、現在、北口正面にあるロータリーを廃止し、北駐車場の出入口を西へ約150m移動させるなど、公園北駐車場の整備も合わせて行う予定としています。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑱公園北エントランスの再整備のイメージです。
リニモの愛・地球博記念公園駅から南を臨んでおり、中央奥にエレベーター棟が見えます。
広場には、案内所や休憩所、売店など4つの円形建物を配置する予定です。 pic.twitter.com/UzWDz658CI
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑲「休憩所、園路等の整備」では、来園者の皆様が楽しく快適に滞在できるよう、公園西口の老朽化した案内所・休憩所を建て替えるとともに、
ジブリの大倉庫エリア付近の既存トイレを撤去し、休憩所を新設します。
また、ジブリパークの各エリアをつなぐ園路の改修を行います。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
⑳園路整備のイメージです。
こちらは、もののけの里エリア入口から西口に至る園路です。
歩道の幅を9m、車道の幅を3mとし、ゆったりと歩ける空間を確保します。
西口からどんどこ森までの園路は、「となりのトトロ」をイメージした「わだち道」とする予定です。 pic.twitter.com/pAFtnbXrS7
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
(21)「駐車場の整備」では、ジブリパーク開業による車での来園者の増加を見込み、公園北側に400台分、公園東側に550台分の新たな駐車場を整備します。
また、公園周辺の県道力石名古屋線や県道田籾名古屋線の交差点等における渋滞緩和に向け、車線の追加や右左折車線の延伸等も進めて参ります。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021
(22)来年度当初予算では、ジブリパーク関連公園施設の整備・改修の事業費として57億余円を計上するとともに、48億余円の債務負担行為を設定します。
また、周辺道路の渋滞対策の事業費として10億円を計上。
ジブリパークとの調和を図り、公園全体の魅力と価値を高めて参ります。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 3, 2021