なつぞら『なつぞら』第18週は、いろいろと大きな出来事が起きました。
なつの同僚、茜ちゃんが結婚します。それと同時に、坂場くんが長編アニメーションを監督することになり、その作品が成功したら結婚してほしいと、なつにプロポーズをします。



第103話「芸術家肌の坂場くん」

第103話では時は流れて、昭和39年のお正月。なつも27歳になっていました。東洋動画では新年会を開き、なつが原画を担当したテレビ漫画『百獣の王子サム』は大成功をおさめたことで、東洋映画の社長から会長となった大杉満さんも満足気な表情を浮かべます。
大杉さんは、新年の挨拶で経営者としての理念を語りますが、「予算や締切をオーバーせず作りましょう」という言葉に、坂場くんと神地くんは不服な表情を浮かべます。
特に坂場くんは、「作り手の理念と経営者の理念を一緒にされては困ります。芸術家的な野心がなければ、我々の仕事は向上していきません」と持論を展開します。
高畑勲監督は、予算も納期もオーバーする名人なので、坂場くんもその制作スタイルを継承していくのでしょうか。

第104話「茜ちゃんと下山さんの結婚」

第104話で、なんと三村茜さんの結婚が発表されます。お相手は、これまで散々仲良しな場面を見せていた神地くんではなくて、下山克己さんです。大塚康生さん担当の下山さんと、大田朱美さん担当の茜さんが結婚するというサプライズ。果たして、神っちは誰と結婚するのでしょう。もしかして、モモッチでしょうか(笑)。
東洋動画では長編企画が動き出し、作画監督には下山さんが任命されました。そして、下山さんの推薦で演出には坂場くんが決まります。これは『太陽の王子 ホルスの大冒険』と同じ流れになってきました。

坂場くんは長編作品の演出に決まり、その勢いのままなつにプロポーズをして、この回は終了です。夫婦の組み合わせが、すべて史実と違うことを突っ込む人もいらっしゃるようですけど、そこが面白いのでは?(笑)

第105話「坂場くんのプロポーズ」

第105話では、新たに坂場くんが作る長編アニメーションは『神をつかんだ少年クリフ』というタイトルに決まりました。内容のほうも、伝説の剣や、ヒルダに相当するようなヒロイン・キアラが登場したり、高畑勲監督の『太陽の王子ホルスの大冒険』を元ネタにしているようです。
キアラのキャラクターデザインをなつが担当するわけですが、坂場くんのイメージとなかなか合わず、停滞した重たい空気が流れます。その様子を見ていた仲努さんが動き出し、「坂場くんに渡してくれ」となつに封筒を手渡します。これでこの回は終了。
今回の話は、史実のヒルダのキャラクターデザインに妥協しない高畑監督のエピソードを参考にしているようです。

さて、プロポーズのほうは、なつは引き受けたのですが、坂場くんは「この映画が成功したら」という注釈をつけました。「それ、いる?」と疑問のなつ。史実ですと、『太陽の王子ホルスの大冒険』は興行的には失敗しているのですが、どうなることやら(笑)。

第106話「小田部羊一さんのキアラ」

第106話では、仲さんが描いたキアラのキャラクターデザインが素晴らしいもので、作画スタッフ一同が一目ぼれをして採用されます。まさに森康二さんが描いたヒルダのごとくキアラがそこにありました。なんと、その絵を実際に描いたのは、当ドラマでアニメーションの時代考証を務めている小田部羊一さんでした。森さんと一緒に仕事をした小田部さんが、ドラマのために絵を描くという、胸が熱くなる展開です。
キャラクターデザインが決まり、『神をつかんだ少年クリフ』の制作が進められ、あっという間に時は流れて映画は公開されます。しかし、お客は不入りで、まったくもっての大コケとなってしまいます。この点も、史実の『太陽の王子 ホルスの大冒険』の流れが踏襲されているのでした。

大田朱美さん担当の茜ちゃんが下山さんと結婚し、『太陽の王子 ホルスの大冒険』を彷彿とさせる『神をつかんだ少年クリフ』が制作エピソードをすっ飛ばして完成させるという、この流れが続いて確信しましたけど、『なつぞら』の製作陣はアニメーションファンが予想することの裏を突いてきてるんじゃないでしょうか(笑)。
「この展開にすると、やつらはこう読んでくるから、そうはさせない」っていうクリエイター魂のようなものを感じるのですが(笑)

第107話「坂場くんの退職」

第107話では、坂場くんの長編作品『神をつかんだ少年クリフ』の興行が失敗に終わってしまいます。そのため、この作品に関わったスタッフの昇給とボーナスはカットされてしまい、映画部長を務める井戸原さんも退くことになり、東洋本社から人が送られ今後は企画が通りにくくなります。坂場くんは、その責任をとって退職届を提出しました。
そして、映画が失敗してしまったため、結婚もできないことを、なつに告げます。しかし、映画の失敗と結婚は別モノではないかと、なつは感情を露わにし激怒。そして、ふさぎ込むという展開。クリエイター同士の恋愛観のぶつかり合いとなりました。恋愛に対しても完璧主義な坂場くん。

第108話「ふたりの結婚」

第108話では、坂場くんがなつが大事な存在だったことに気がつき、「風車」に謝りにやって来ます。咲太郎と亜矢美さんが見守る中、臆せず「あなたのことが大好きです」と伝える坂場くん。あの理屈屋の坂場くんが、至極シンプルな感情を露わにし、なつと出会ったことで坂場くんも少しずつ変化しているようです。
「もう遅いんじゃないかな」とプロポーズを認めたくない咲太郎に、亜矢美さんは「遅くない! まだ生きてるんだから、いっくら間違えたっていいの!」とフォロー。亜矢美さんは結婚の約束をしていた伊崎という人物がおり、伊崎は学徒出陣で帰らぬ人になっているからこそ「生きてるんだから」という言葉の説得力が強い亜矢美さん。雨降って地固まり、無事結婚することになったふたりは北海道十勝の柴田家に向かうのでした。

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