宮崎駿監督の著作本以外に収録された、小説の作品解説やエッセイ、対談などが掲載された本をまとめました。
なかには、宮崎監督の著書『出発点』や『折り返し点』などに再収録されたものや、再編された文章もあります。
それから、ジブリ関係の本は、ここではピックアップしていません。
『教育について』
宮崎駿監督のインタビュー「子どもにいちばん大事なもの」を掲載。
その他にも、美術評論家の窪島誠一郎、脚本家の山田太一、俳優の岸田今日子たちとのインタビューを収録。異なる分野で活躍する6人の「人間について」の深い洞察、「仕事に向かう一途さ」が伝わってくる一冊。
『素直にわがまま』
宮崎駿監督が、絵本について語る対談を収録。「子どものものを書くとき、自分の問題意識や絶望を不用意に子どもに伝えようとするのはまちがいだと思う。映画も同じで問題意識で作っちゃだめなんです。『ナウシカ』はそうじゃない……自然保護運動のためじゃない」(宮崎駿)
『巨樹を見に行く 千年の生命との出会い』
大半は吉田繁さんによる巨樹の写真ですが、宮崎駿さんやC・W・ニコルさんなどが巨樹への想いをよせています。
『トップランナー vol.1』
NHKで放送されたトーク番組「トップランナー」に、宮﨑駿監督がアニメーション業界を変えたトップランナーとして出演。そのときの対談が文章化されています。
『自由の森で大学ごっこ』
筑紫哲也氏が大分県日田市に開校した「自由の森大学」。精神文化こそが本来の町おこしであると考えた学校です。
講演者は学長である筑紫氏の広い人脈によって各界の著名人が来校し、おもしろくてためになる話を残しました。その中から、宮崎駿、永六輔、大山のぶ代、岸田今日子、宮本亜門氏の5名にしぼり、講演を再録しました。
『対談集 日本人への遺言』
日本の現状に強い危機感を抱く司馬遼太郎が、土地問題、国際化、精神風土、文明と自然、異国などをテーマに6人の論客と語り合う。宮崎駿との対談「日本人、そして世界はどこへゆくのか」を収録。
『歴史と出会う』
歴史家・網野善彦の短文・対談・インタビュー集。
宮崎駿との対談「中世史と映像の出会い(「自然」と「人間」、二つの聖地が衝突する悲劇―映画『もののけ姫』評
対話 「もののけ姫」と中世の魅力―宮崎駿vs網野善彦」を収録。
『多様な日本列島社会 (網野善彦対談集 第2巻)』
『歴史と出会う』を底本とした、宮崎駿と網野善彦の対談を収録。
『すべての映画はアニメになる』
月刊『アニメージュ』誌上で押井守監督が行ってきた対談とインタビューをまとめた一冊。
押井守監督と宮崎駿監督の対談が掲載されています。
『サン=テグジュペリ デッサン集成』
宮﨑駿監督が敬愛する作家・サン=テグジュペリが描いたデッサン集「サン=テグジュペリ デッサン集成」には、宮﨑監督による序文が掲載されています。
『宗教と日本人』
司馬遼太郎による、古今東西の宗教を縦横に眺望する対談集。
宮崎駿×堀田善衛×司馬遼太郎による三者対談「宗教の幹」を掲載。
『黒澤明 生誕100年総特集』
黒澤明監督の生誕100年を記念して発売されたムック。
宮崎駿監督のエッセイを収録。
『ニッポンの嵐』
アイドルグループ「嵐」の二宮和也が、宮﨑駿監督と鈴木敏夫さんと、それぞれ対談をしています。
『この人たちの日本国憲法』
各界の著名人10人が、日本国憲法の大事さを語る“護憲派列伝”。
宮崎駿監督の「憲法を変えるなどもってのほか」を掲載。
『仕事。』
プロデューサー川村元気による対談集。「私と同じ年の頃、何をしていましたか?」という問いを主題に、第一線で活躍する著名人12人と対談。
ジブリからは、宮崎駿監督と、鈴木敏夫さんの対談も収録されています。
『堀田善衞を読む 世界を知り抜くための羅針盤』
作家・堀田善衞さんを、宮崎監督をはじめとする縁のある作家、学者が、その魅力を語ります。一流の創作者たちが、こぞって堀田作品を愛読するのは何故なのか? 現代に通じるメッセージを読み解きます。
『クラリオンの子供たち』
堤抄子によるSF短編小説。
宮崎駿監督が、巻末解説を寄せています。
『吉田聡短編集 バードマン・ラリー』
吉田聡による不良漫画短編集。
巻末解説に、宮崎駿監督の「吉田聡はドン・キホーテである」を寄稿。
『単独飛行』
ロアルド・ダールの自伝『少年』につづき、シェル・カンパニーに無事就職して、アフリカ勤務になってからの思い出と、第2次大戦でイギリス空軍として、枢軸国と戦った出来事を中心に描いた小説。
宮崎駿監督による巻末解説を掲載。