宮崎吾朗監督が、今秋からNHKのBSプレミアムで放送予定の『山賊の娘ローニャ』で初のテレビアニメに挑戦することが明かされました。
スタジオジブリの作品ではなく、ドワンゴとNHK、NHKエンタープライズが制作する。いちアニメ監督として新たなチームを結成。慣れた場所を離れ“武者修行”をしながら新作を生み出していく。



2006年公開の映画「ゲド戦記」でデビューし、11年に「コクリコ坂から」を送り出した吾朗監督が、テレビアニメで新たな挑戦をする。

『長くつ下のピッピ』で世界的に知られるスウェーデンの児童文学・作家アストリッド・リンドグレーンのファンタジー小説「山賊のむすめローニャ」を原作とする。アニメーション制作は、CGアニメーションに定評があり、世界的に評価が高いポリゴン・ピクチュアズが手掛ける。

関係者によると、同作は過去にジブリでも映像化の話が何度も上がったことがあったが、実現せず。そんな中「良質なアニメを制作したい」というNHK側の意向と作品が合致したことで、企画がスタートしたという。

ただ、今作は「ジブリ作品」ではなく、あくまでも制作はNHK。吾朗監督はスタジオジブリを離れて作品に取り組むこととなる。これについて関係者は「ジブリで映画を2本作り、その中で父親のあまりの偉大さを痛感していました。ある種の限界も感じていたかもしれません。『これからも自分はアニメを作っていくのか?』と考え、出した答えが『スタジオの外で制作する』だったようです」。最終的には、自らの決意で厳しい環境に身を置くことにした。

親子をよく知る鈴木敏夫プロデューサー(65)は「吾朗君がジブリとおやじのもとを離れて何をやってのけるのか? その一点に関心があります。それを勧めたのは、誰あろう、この僕だったし」とコメント。主要メンバーが外部で仕事をするのは異例だが、今作を通じて力をつけて吾朗監督が再び戻り、次世代のジブリを支えていく一人に成長することに期待をかけている。

吾朗監督は「少女の成長物語であるだけでなく、親子の愛と成長、仲間との絆の物語でもあります。子供から大人まで、皆さんで楽しめる作品を目指しています」。すでに脚本は完成しており、現在は絵コンテを描く作業を進めている。

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山賊の娘ローニャ

宮崎吾朗監督のコメント
『山賊の娘ローニャ』は少女の成長物語であるだけでなく、 親子の愛と成長、仲間との絆の物語でもあります。
子どもから大人まで、みなさんで楽しんでもらえる作品を目指しています。

鈴木敏夫さんのコメント
『山賊の娘ローニャ』は、ジブリで何度も検討した企画です。
吾朗君がジブリと親父の元を離れて何をやってのけるのか?
その一点に関心があります。それを薦めたのは、だれあろう、この僕だったし。

『山賊の娘ローニャ』
放送予定: NHK BSプレミアム 2014年秋~
原作: 「山賊のむすめローニャ」 (アストリッド・リンドグレーン 作/大塚勇三 訳)
監督: 宮崎吾朗
シリーズ構成: 川崎ヒロユキ
アニメーション制作: ポリゴン・ピクチュアズ
制作協力: スタジオジブリ
制作: NHKエンタープライズ
制作・著作: NHK、ドワンゴ

あらすじ
物語の舞台は、中世ヨーロッパ風の世界に広がる雄大な森。
主人公の少女・ローニャは、その森の巨大な古城に暮らす山賊マッティスの一人娘として生まれます。父、母、そして山賊仲間たちの愛情を一身に受けながらすくす くと成長したローニャは、ある日、一人で森に出ることを許されます。初めて足を踏み入れた森には、不可思議な生き物たちが棲んでいました。自分の力で、時には両親の助けを借りながら徐々に森で生きる術を学んでいくローニャ。そして、ビル
クという名の少年との運命的な出会い・・・子どもたちの未知なるものへの憧れと成長の喜び、子の成長を願う親の愛情、親子の葛藤と和解・・・
本作では、ローニャという一人の少女の成長をとおして、家族の物語を描きます。

山賊のむすめローニャ
著者:アストリッド・リンドグレーン
落雷でまっぷたつになった古城に,2組の山賊たちが住んでいた.片方の首領にはひとり娘のローニャがおり,もう一方にはひとり息子のビルクがいた.親も山賊たちもいつも反目し争っていたが,子どもたちは兄妹のように仲よくなった.やがて2人は家出をして….北国の自然を背景に親と子,少年と少女の愛情を描いた物語.

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