ジブリ旅6日目。内子ビジターセンターでジブリの美術画を見てから、松山へと向かいました。目指すは油屋……じゃなかった、道後温泉です。
内子からは、2時間ほどで松山駅に到着します。さらに、ここから、路面電車に乗って、20分ほどで道後温泉駅に着きます。
松山駅に着いたのが18時頃で、もうすぐ暗くなってしまうため、そそくさと路面電車に乗ってしまって、駅周辺を散策することができませんでした。せっかく松山まで行ったのに、周辺の町並みを見れなかったのが心残りです。
道後温泉駅に着くと、もうそこは商店が立ち並んでいて、観光地の雰囲気が出ています。
わりと長い旅だったので、商店街の先に道後温泉が見えてきたときは嬉しかったですね。
道後温泉のすぐ側には、ジブリグッズの販売店「どんぐり共和国」もあります。
これから油屋に入るということで、カオナシのゆび人形を買っていきました。
道後温泉の入浴料には、4つのメニューがあります。
- 神の湯 階下(410円)
- 神の湯 二階席(840円)
- 霊の湯 二階席(1250円)
- 霊の湯 三階個室(1550円)
「神の湯 階下」ですと、銭湯価格で温泉に入ることができてお得なんですけど、入浴のみのコースなので、道後温泉の良さがわかりにくいかもしれません。
旅行で訪れた場合は、休憩ができる二階席か三階個室のコースを選んだ方が良いでしょう。
『千と千尋の神隠し』の油屋の外装を描く際に、道後温泉が参考にされたそうですが、その内部にも油屋を感じることができます。
二階席だとお茶とおせんべいがついていて、三階個室には夏目漱石の坊ちゃん団子と、お茶が出てきます。
ちなみに、「霊の湯」のチケットで入場すると、「神の湯」の温泉にも入ることもできます。
私は、「霊の湯 三階個室」を選んで、二つの温泉に浸かって、のんびりと個室で過ごしていました。3階の個室は、かつて「上等」と呼ばれていて、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の一節でも「俺はいつでも上等へ入った」と出てきます。
入浴と個室の休憩時間は、合計で80分まででした。
道後温泉の3階からの景色です。
このとき外で、お祭りの太鼓が鳴り響いていて、とても雰囲気が良かったです。気分はすっかり、文豪・夏目漱石。
道後温泉には、夏目漱石と正岡子規が利用したといわれる個室「坊ちゃんの間」があります。
来館者には、無料公開されているので、この部屋はどなたでも見ることが出来ます。
さらに、「霊の湯」の入場者には、1899年に建てられた、日本で唯一の皇室専用浴室である、「又新殿」の見学もできます。こちらは、撮影禁止だったため写真はありません。
この日は、道後温泉を十二分に満喫して、お土産売り場を散策しつつホテルまで戻りました。
そういえば、道後温泉駅の近くにある「坊ちゃん カラクリ時計」が、ジブリ美術館で展示された「幽霊塔」の時計塔と雰囲気が似ているように感じました。この時計から、すこし影響を受けていたのかな?
さて、翌日は、ついにジブリ旅の最終日です。新居浜に行って、「近藤勝也展」を見に行きます。
ではでは、また次回の記事で。
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