舞台 千と千尋の神隠し

舞台版『千と千尋の神隠し』を観に行ってきました。
東京公演の開幕は、3月2日からでしたけど、3月1日に行なわれたプレビュー公演を観劇してまいりました。



本公演は、舞台化が発表されてすぐさま大きな話題となりまして、チケットは激しい争奪戦が繰り広げられ、発売開始から秒で売り切れておりました。

そんなプレミアチケットを購入できて、待ちに待っていたのですが、開催されるまでの間にコロナ感染者が急増したもので、とにかく無事に開幕したことが嬉しいです。

さて、ここからは舞台の内容を書いていくので、事前情報なしで観たい方は読まないでください。

舞台 千と千尋の神隠し

舞台で、アニメーションのキャラクターをどこまで再現できるのか、という心配はあったものの、始まってすぐさま、「あ、これは大丈夫だ」と感じました。
冒頭に流れる『あの夏へ』。映画と同じように、千尋が車の後部座席で寝転がり、気怠そうにするやりとり。映画と同じセリフで、同じ喋り方、なぜか声まで似ています。映画と同じ荻原一家です。そうとう、原作を研究されたんでしょうね。

舞台 千と千尋の神隠し

ちなみに、今回観に行ったときのキャストは、こちらの皆さんです。湯婆婆を演じたのは、映画と同じ夏木マリさん。もはや、湯婆婆 本人です(笑)。
どのキャラも違和感がなく、すんなりと物語に集中することができます。特に、主要キャラの千尋、ハク、リン、湯婆婆は、アニメーションの世界から、そのまま出てきたような感覚になりました。

舞台 千と千尋の神隠し

そして、舞台のBGMに関しては、録音なのかなと思ったら、生オーケストラでした。セットの後ろに、オーケストラが陣取っています。生オケの『あの夏へ』『六番目の駅』、これを聴くだけでも価値があるじゃないですか。いや、素晴らしい。

舞台装置に関しても、クルクルと回る凝ったものが出来ています。場面が素早く、変わっていきます。それから、セットや衣装に関しても、映画と同じ色。いわゆるジブリの色。保田道世さんの色が再現されています。

舞台 千と千尋の神隠し

もっと舞台化しやすいように、いろいろ変更されているかと思ったら、セリフやエピソードに関しても映画に忠実で、端折ったり改変したりといったことがありません。舞台用にちょっと追加されたセリフなどはありますが、原作リスペクトを強く感じます。

そうそう、それから、千尋が湯婆婆のところに行って、契約書にサインをする場面。映画では荻野千尋の「荻」の字が間違っていたじゃないですか。「火」の部分が「犬」になっているっていう。これは、舞台でもそのまま再現されていました。

舞台 千と千尋の神隠し

セット、小道具、舞台装置と、凝っているので、いろんなところを見ておかないと、見逃してしまいます。目がたくさん必要です。これは俯瞰で見れる遠い席と、ハッキリと見れる近い席の、どちらにも利点がありますね。席が遠い方は、ぜひオペラグラスを持って行ってください。

舞台 千と千尋の神隠し

ミュージカルではないんですけど、少し踊ったり歌ったりというシーンもあります。冒頭の、神さまたちがやって来るシーンでは、『神さま達』の音楽に歌詞がつけられています。ただ、歌や踊りのシーンは控えめです。原作を忠実に再現するため、遠慮したのかな、という印象を受けました。パフォーマンスが素晴らしかったので、個人的には、もっとたくさん歌って踊ってほしいなと思いました。

それから、なるほどこう来たかっ、と思ったのが、頭(かしら)です。
あの「オイ、オイ」言う、頭だけのおじさん三体。どのように表現するのかなと思ったら、ちょっと笑ってしまうような格好でした(笑)。

舞台 千と千尋の神隠し

それだけじゃなく、演劇で表現するにはちょっと難しそうな、巨大化した火を噴く湯婆婆や、モンスター化したカオナシだったりも、様々な工夫があります。

キャスト・スタッフが素晴らしく、原作も素晴らしかったら、当り前なのかもしれませんけど素晴らしい作品が出来上がるんだなと思いました。

カーテンコールは、スタンディングオベーションで拍手喝采。なかなか鳴りやみませんでした。
主演を務めた橋本環奈さんは、この日の公演について、このようにツイートしています。

観ているこちらも、キャスト・スタッフ・観客が一体になったような、熱いものを感じました。

余談ですけど、最近は国際情勢の乱れなどもあって、沈んだ気分も付きまとっていましたけど、生身の人間が演じる力、ライブの力というものが伝わってきて、エネルギーが貰えました。
映画を観たり、本を読んだりしても、どうもそわそわした落ち着かない気分がありましたけど、舞台は生身の人間のエネルギーが、ダイレクトに伝わってくる感じがしますね。

舞台 千と千尋の神隠し グッズ

ちなみに、今回購入したグッズはこちら。
プログラムはもちろん、帝国劇場限定のピンズと、箸置き、豆皿も購入しました。
こちらのグッズは、東宝モールのサイトでも、1人1点まで購入できるようになっています。

舞台 千と千尋の神隠し

舞台『千と千尋の神隠し』は、東京公演を経て、大阪、福岡、札幌、名古屋と、全国を巡回します。
キャスト・スタッフの皆さんには、7月4日の千穐楽まで駆け抜けていって頂きたいです。

またどこかで観に行けますように。


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