『なつぞら』のオープニングアニメーションや、本編のアニメーションパートを手がけている刈谷仁美さんの初となる個展「かりや展」に行ってきました。
東京・西荻窪のササユリカフェにて5月30日に開幕し、8月19日まで開催されます。
ササユリカフェで開催される展示といえば、例によって例のごとくパラパラ原画がお馴染みです。ご多分に漏れず今回も、『なつぞら』のオープニングアニメーションのパラパラ原画が揃っています。絵コンテやイメージボードも惜しみなく公開されていました。
絵コンテに至っては、採用されたものだけではなくて、別バージョンのものまで見ることができます。戦地を駆け抜ける小なつや、天陽くんが登場するパターンも考えていたようです。OPで様々なストーリーを構想していたことがわかりました。
さらに、今回の展示の凄いところは、刈谷さんが使っていたクロッキー帳やスケッチブックがそのまま展示されているところです。
汚されちゃったらどうするのー?と余計な心配をしてしまいました(笑)。さらにさらに、なんだか見慣れたジブリのスケッチブックに描かれていて親近感が湧きました(笑)。
刈谷さんが学生時代に描いたイラストや、就活の為のポートフォリオも展示されていましたけど、レベルが高い高い……。あと、手が速そうな印象を受けました。
スケッチブックには『なつぞら』構想案の走り書きや、イメージボードなどもあって面白かったです。第1話で登場した東京大空襲のアニメーションシーンの構想メモがありましたけど、そこには「政岡憲三」の名前がありました。あのシーンには、何かしら政岡さんの影響があったのでしょうか。
それから、『なつぞら』にお父さんが描いた家族の絵が頻繁に登場しますけど、それの別バージョンもありました。ドラマでは、お父さんとお母さんは浴衣を着ていましたけど、こちらは洋服版です。これはレアな絵ですね。これらすべて撮影OKの太っ腹な展示なのが凄いです(笑)。
いずれはすべてをまとめて、『なつぞら』アニメーションガイドブックを発売してほしいですね。
『なつぞら』のグッズもスマホケースからTシャツ、トートバッグ、お菓子などなど、多数販売されています。おそらく、北海道から取り寄せたんじゃないでしょうか?
ドラマの台本で使用されている扉絵も、第1週から第13週まで展示されています。惜しみなく『なつぞら』が公開されている「かりや展」、朝ドラをご覧の皆さんは是非行ってみてはいかがでしょう。
あと、iPadで流れていた『漫画からでてきちゃった話』という映像作品が面白かったです。
それから、刈谷さんは、『魔女の宅急便』と『らんま1/2』が好きだと思います!
『連続テレビ小説 なつぞら Part1』NHKドラマ・ガイド 撮り下ろし特集:広瀬すず×吉沢亮、豪華出演者紹介、歴代ヒロインコメント&「ヒロインを支えた男たち」インタビューなど、特別豪華版の番組ガイド。 |