人形劇ユニット「かわせみ座」による、高畑勲さんが演出・構成を手がけた人形劇『まほろばのこだま』が上演されます。
本公演は2000年に行なわれ、東京2000年祭 千年文化芸術祭に入選。この度、高畑監督の追悼として再演されます。日本の伝説、民話をモチーフに、夢・現・幻を綴ったオムニバス作品となります。
人形劇ユニット「かわせみ座」による、高畑勲さんが演出・構成を手がけた人形劇『まほろばのこだま』が上演されます。
本公演は2000年に行なわれ、東京2000年祭 千年文化芸術祭に入選。この度、高畑監督の追悼として再演されます。日本の伝説、民話をモチーフに、夢・現・幻を綴ったオムニバス作品となります。
昨年の4月に亡くなった高畑勲監督を偲んで、5月2日に練馬区立生涯学習センターホールにて『セロ弾きのゴーシュ』上映会が行なわれます。
若きセロ(チェロ)弾きゴーシュが、猫やカッコウや子だぬきたちと交流しながら音楽家として成長してゆく物語。本作は宮沢賢治が原作で、弟の宮沢清六氏がアニメーションを監修しています。
4月5日に放送された高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』のテレビ平均視聴率が6.0%だったことが、ビデオリサーチの調査でわかりました。
本作は、劇場公開から25年。テレビ放映は今回で9回目となります。初回の放映時は1993年10月15日で、19.2%で本作の最高記録となっています。
文春ジブリ文庫より、高畑勲監督の『シネマ・コミック19 かぐや姫の物語』が4月10に発売されます。
今回も、オリジナル新編集により映画の全セリフ全シーンを掲載したコミック完全版です。コマ割りなども、映画の体感速度・躍動感にこだわった編集となっています。持ち運びにも便利な文庫版です。

平成最後のこの年に、『平成狸合戦ぽんぽこ』のロケ地めぐりをしてきました。
本作は、多摩丘陵の宅地開発を題材にしているため、モデルとなった場所がたくさん存在します。
ちょっとしたワンショットの背景画などにも、実際の多摩近郊の風景がたくさん描かれています。
本日、4月5日は高畑勲監督の一周忌で命日にあたります。そして、『平成狸合戦ぽんぽこ』の放送日でもあります。
いよいよ今月で平成は幕を下ろします。金曜ロードSHOW!では「さよなら平成 2週連続スタジオジブリ」と銘打って、本日は『平成狸合戦ぽんぽこ』、来週は『風立ちぬ』を連続放送します。

『平成狸合戦ぽんぽこ』のなかで、『平家物語』のワンシーンが描かれています。
それは、「妖怪大作戦」のために変化の訓練をしているときの挿話として描かれました。長老狸の太三郎禿狸999歳の誕生日を祝うシーンで、正吉が「若き日にご覧になった那須の与一をお願いします!」と言ったところから始まります。

ジブリ作品において、初めてCGが使用されたのは『もののけ姫』だと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際は『平成狸合戦ぽんぽこ』で初めて活用されているのです。どこで使われているかというと、図書館でおろくが若手タヌキに資料を見せながら講義をするシーンです。

今では『平成狸合戦ぽんぽこ』というタイトルも当たり前になっているので、特に違和感を抱かないかもしれませんけど、これまでのジブリ作品と比較してみると、タイトルに毛色の違いを感じないでしょうか?
どこか洗練されていない感じもあるし、タイトルに元号が入っているのも珍しいですよね。

1992年にスタジオジブリの新社屋が完成し、そこで初めて作られることになった作品が『平成狸合戦ぽんぽこ』です。
同作は多摩丘陵を舞台に、ニュータウンの建設をめぐる話をタヌキの視点から描いた作品ですが、当初は四国を舞台にしたタヌキの映画『阿波の狸合戦』が検討されていました。