宮崎駿デザイン マスコット・シンボル・キャラクター

宮崎駿監督がデザインを手がけたマスコットキャラクターとロゴマークをまとめました。
先日、三鷹のキャラクター「POKI」が三鷹市の住民票に掲載されることがニュースになりましたが、宮崎監督はその他にも数々のキャラクターデザインにかかわっています。



日本テレビ マスコットキャラクター「なんだろう」

宮崎駿デザイン「なんだろう」
日本テレビ開局40周年を迎えた1993年1月から使われたマスコットキャラクター。
宮崎駿監督によれば、このキャラクターは「性別もない架空の生き物で、しいて言うなら、だれの心の中にもいる、好奇心や夢といったもののシンボル」とのこと。

 

神奈川県「かながわ・ゆめ国体」マスコットキャラクター「かなべえ」

スタジオジブリ制作「かなべえ」
1998年の国民体育大会(かながわ・ゆめ国体)の公式マスコットキャラクター。
宮崎駿監督が全競技のデザインを考案し、クリーンナップは鈴木麻紀子さんが行ないました。
鈴木麻紀子さんは、ジブリの生え抜きアニメーターで、宮崎監督からの信頼も厚く、監督直々の指名で担当しています。

 

三鷹市 マスコットキャラクター「POKI」

三鷹のキャラクター「Poki(ポキ)」
2001年10月の「三鷹の森ジブリ美術館」誕生を記念して、宮崎駿さんが描いた三鷹のキャラクター。
公募により「POKI」と命名。

 

江戸東京たてもの園 マスコットキャラクター「えどまる」

宮崎駿デザイン「えどまる」
緑豊かな野外博物館のマスコットにふさわしい色をイメージし、虫をテーマに、宮崎駿さんが制作。

 

読売新聞 シンボルキャラクター「どれどれ」

宮崎駿デザイン「どれどれ」
2004年に創刊130周年を記念して、読売新聞のシンボルキャラクターとして宮崎駿さんが制作。
どれどれのキャラクターを元にジブリがCMを制作。そのCMから「どれどれの唄」という楽曲も誕生。

 

金曜ロードショーOP「フライデーおじさん」


日テレの金曜ロードショーのオープニングに登場した、映写機を回すはおじさんは、宮崎駿監督によるデザイン。
作画・演出は、近藤喜文さん。音楽は久石譲さんの「シネマ・ノスタルジア」。このキャラクターは、ファンの間で「映写機紳士」「映写機おじさん」などと長らく呼ばれていましたが、宮崎駿監督が「フライデーおじさん」と命名したと、ジブリ公式Twitterが明かしたため、正式な名前が決まりました。

 

中日ドラゴンズ公式ファンクラブ マスコットキャラクター「ガブリ」

宮崎駿デザイン「ガブリ」
1991年、映画宣伝用に自主的に作ったキャラクターを、球団創設70年にあたる2006年、ファンクラブ設立にあたり起用したもの。熱心な中日ファンである鈴木敏夫プロデューサーの橋渡しによって採用されることとなった。

 

小金井市 イメージキャラクター「こきんちゃん」

宮崎駿デザイン「こきんちゃん」
平成20年に市制施行50周年を記念して、小金井市の依頼により、宮崎駿監督がデザイン。「こきんちゃん」の名称は、公募により決定しました。

 

「柳瀬川をきれいにする会」Tシャツロゴ

「柳瀬川をきれいにする会」Tシャツ
「柳瀬川をきれいにする会」の清掃イベント開催に際し、河童マークのTシャツを販売。イラストを宮崎駿監督が描きました。

 

日本アニメ(ーター)見本市 ロゴデザイン

宮崎駿デザイン「アニメ(ーター)見本市」
庵野秀明監督のスタジオカラーとドワンゴが贈る短編映像シリーズ、「日本アニメ(ーター)見本市」のロゴデザイン。
題字を宮崎駿監督が担当。彩色は鈴木敏夫プロデューサー。イメージキャラクターの「(ーター)くん」は庵野監督によるデザイン。

 

沖縄・球美の里 シンボルマーク

沖縄・球美の里 シンボルマーク
福島の子どもたちの保養施設、「沖縄・球美の里」のシンボルマークを宮崎監督がデザイン。
「自然の力を受けて、みんなで力を合わせて櫓をこいで進む」という意味が込められている。

 

『絵本牛若丸』七代目・尾上丑之助 初舞台の祝幕

『絵本牛若丸』七代目・尾上丑之助 初舞台の祝幕
歌舞伎俳優の尾上菊之助さんの長男が、七代目・尾上丑之助を名乗り、プロの俳優として初舞台を踏むことを記念して、出演する演目『絵本牛若丸』からイメージして、宮崎駿監督が「祝幕」用のイラストとして牛若丸と弁慶の姿を描きました。

 

番外編
実は宮崎監督のデザインではない「白髭のシュークリーム工房」イメージキャラクター

白鬚のシュークリーム工房
トトロのシュークリーム販売店、「白髭のシュークリーム工房」のイメージキャラクターは、宮崎駿監督のデザインではありません。
オープン時には、鈴木敏夫プロデューサーからも花輪が贈られたスタジオジブリ公認店であるため、宮崎監督が描いていると勘違いされることもありますが、こちらのイラストは宮崎監督の甥っ子が描いたものです。