中国全土で今月から宮崎駿監督の『となりのトトロ』が正式に上映されることになり、上海で発表会が行われました。
上海で行われた発表会には、スタジオジブリの星野会長らが出席。『となりのトトロ』は今月14日から北京や上海など50都市、約6000カ所の劇場で上映される予定です。
スタジオジブリ・星野康二会長「ジブリに限らず、色んな日本の物が中国に受け入れてもらえるようになるのは、すごくありがたいことじゃないかな。双方向で活発になっていけばいいなと思います。描かれている自然の風景や登場する家族のやり取りなど、たくさんのいいところを見つけていただきたい」とコメントしています。
本作は、日本で公開されたが、中国では日本映画の上映本数に制限があることなどから、これまで正式には上映されていませんでした。
日本公開から30年の時が経ち、中国で上映されることに、宮崎監督は驚いているそうです。
スタジオジブリは今回の興行結果などを踏まえたうえで、他の作品についても中国で上映できるか検討するとしています。