舞台『千と千尋の神隠し』

舞台版『千と千尋の神隠し』の追加キャストが発表され、映画版と同じ湯婆婆・銭婆を演じる夏木マリさんは会見で、「私の財産のひとつである映画。まさか舞台化が実現するなんて」と話しました。



ジブリ美術館で行なわれた会見で、夏木さんは「声をやったときに、舞台になればいいなと妄想しましたが、不可能だと思ってあきらめていた。20年後に東宝が舞台にするということで楽しみ。魔女ではありますが、ちゃんとビジネスの才能をふるって母性もある」とコメント。

Wキャストで千尋を演じる橋本環奈さんと上白石萌音さんについて「お会いしたことはありませんが、おふたりともぴったりだなと。舞台でご一緒すると家族みたいになっちゃうので、仲良くなっていければいいな。『鬼滅の刃』にやられちゃいましたが、ずっと(興行収入が)1番で皆さんの心に残っている映画。命のことがベーシックに流れていて子どもにも見てほしい。舞台はまた映画とは別物として、立っているだけでお客さんが感動する、そういう湯婆婆を作っていきたい」と想いを語っています。

また、鈴木敏夫プロデューサーは「20年たって帝劇で舞台。当時、夏木さんにやっていただいて大成功。感謝しています。湯婆婆の役をやりたいと言ってきた女優さんがいたが、夏木さんがいるので断ったんだ」と明かしています。舞台化について、宮崎駿監督の反応を聞かれると「誤解を恐れずに言うと、彼は自分の映画にしか興味がない」と笑った。

メインキャストのコメント

ハク役:醍醐虎汰朗 コメント
日本のみならず、世界中で愛される素晴らしい作品に参加出来ることをとても光栄にそして誇りに思います。
舞台『千と千尋の神隠し』も多くの方々に愛して頂ける作品になるよう原作に最大限のリスペクトをもって、役に向き合い寄り添っていきます。
公演をお楽しみにしていてください!!

ハク役:三浦宏規 コメント
日本を代表するこの素晴らしい作品が舞台化されると聞いて皆様も驚かれたかと思いますが僕も衝撃を受けたその1人です。ジョン・ケアードさんをはじめ素敵な共演者の皆様と共に新たな作品を創っていけることが非常に楽しみですし、この偉大な作品に恥じることのないよう、僕自身真摯に向き合い皆様にお届けする日を心より楽しみにしております。

カオナシ役:菅原小春 コメント
I LOVE YOU

カオナシ役:辻本知彦 コメント
宮崎駿さんの作品に出演することなんて考えたことがありませんでした、素直にとても嬉しいです、あまり(一度も)使わない言葉で表現します、夢のようです。

リン役:咲妃みゆ コメント
生粋のスタジオジブリファンである私にとりまして、リン役として携わらせていただけることは何ものにも代え難い喜びです! それと同時に、あの世界が一体どの様に舞台化されるのだろう……とドキドキもしています。
大好きな作品への敬意を込めて全力で務めさせていただきますので、どうぞ宜しくお願い致します!

リン役:妃海風 コメント
千と千尋の神隠しが上映された当時から思っていた事が、この世界で生きてみたい!という強い想いでした。まさか、その夢が叶うなんて。。人生なにが起こるか分からないものです。この舞台もどういうものになるのか私自身想像もつきませんが、あの大好きな世界で、思う存分リンとして生きていきたいと思います。

釜爺役:田口トモロヲ コメント
“千と千尋”愛にあふれるジョン・ケアード氏が、アニメ以外では再現不可能とも思える壮大な宇宙をストレートプレイで蘇生する。どんな舞台になるのか興味津々です! この多様で摩訶不思議な世界観のピースになれるよう、ふんばりたいと思います。はたして本番までに釜爺の6本腕を生やせるかどうか、御覧ください。

釜爺役:橋本さとし コメント
千にとっての「足長おじさん」的存在であり、大人の男像として憧れる釜爺を演じるチャンスとトライを与えて頂けたことは役者冥利に尽きます。次に演出のジョンと会う時までに、腕をあと4本生やしておきますと約束をしてしまった……大丈夫かなぁ。まぁ、やってみるしかありません! 宮崎駿さんとジョン・ケアードさんの世界観が融合した中で、僕というフィルターを通した釜爺が生まれるよう、頑張ります!

湯婆婆・銭婆役:夏木マリ コメント
実際に「油屋」で働けるなんてなんということでしょう! あれから20年、舞台として世界に発進していく現実は夢のようです。あの名作が、ジョン・ケアードによってどの様に帝劇に現れるのか、キャストのひとりとしてとても楽しみです。長丁場、久しぶりの東宝の舞台だ!

湯婆婆・銭婆役:朴璐美 コメント
今、強烈に惹かれています。湯婆婆と銭婆に。
『千と千尋の神隠し』に。この舞台がどのような演出・作品になるかまったくわかりませんが、まだ見ぬ世界への好奇心と不安と期待でいっぱいです。少女のような心を持ちながら、待ち構えるこの新たな世界へ没入し、湯婆婆と銭婆と三人四脚でゴリゴリ噛み砕いていこうと思います。

舞台『千と千尋の神隠し』スケジュール

時期:2022年2・3月
場所:東京都 帝国劇場

時期:2022年4月
場所:大阪府

時期:2022年5月
場所:福岡県

時期:2022年6月
場所:北海道 札幌

時期:2022年6・7月
場所:愛知県 名古屋