アメリカの人気アニメ『シンプソンズ』で、宮崎駿監督へのトリビュートエピソードが放送されます。
同作は1989年にスタートしたアメリカの長寿アニメシリーズで、これまでにテレビ界のアカデミー賞といわれるエミー賞を多数受賞している作品。話題になっている有名人などをエピソードに盛り込むことで知られているが、日本人が取り上げられることは極めてまれなことだ。



宮崎駿監督のトリビュートエピソードは、現地時間12日に全米で放送される。それに先駆けてYouTubeのオフィシャルチャンネルでは本編クリップが公開されており、その中では主人公のホーマー・シンプソンが『千と千尋の神隠し』を思わせる街に迷い込み、同作のカオナシ、『魔女の宅急便』の魔女などのほか、『ハウルの動く城』『となりのトトロ』をほうふつさせるキャラクターに遭遇するさまが描かれている。

宮崎監督の作品は海外でも高い評価を得ており、『トイ・ストーリー』などで知られるピクサーのジョン・ラセターは映画『ルパン三世 カリオストロの城』に影響を受けたことを公言している。最後の長編作となった『風立ちぬ』はゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネートされており、アカデミー賞ノミネートも有力視されている。