スタジオジブリの長編最新作『レッドタートル ある島の物語』が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、特別賞を受賞しました。
本作は、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督と高畑勲さんが、物語が象徴するものや哲学といった大本の部分から、登場人物の服など、細部に至るまで、ディスカッションを重ねたといいます。
デュドク・ドゥ・ヴィット監督は「この映画をまだ見ていない人はいつか見てください。これはスタッフと私の努力の結晶です。高畑さん、ありがとう!」と同作のアーティスティックプロデューサーを務めた高畑勲監督に感謝の言葉を贈りました。
また、鈴木敏夫プロデューサーは「メルシーボクゥ、マイケルさん。そして、おめでとう。完成までの10年間は長かったけれど、カンヌ映画祭で特別賞に選ばれて、僕も本当にうれしいです。高畑さんはじめ、製作にかかわったスタジオジブリのスタッフ一同も喜んでいます。この受賞をきっかけに、フランス、日本、そして世界中で一人でも多くの人に見てもらいたいです」とコメントしています。