『かぐや姫の物語』が第87回アカデミー賞の長編アニメ賞にノミネートされた高畑勲監督が、アカデミー賞候補者たちが一堂に会する昼食会「ノミニーズランチョン」に出席しました。
昼食会は授賞式に先立ち毎年この時期に開催されており、顔合わせ以外にも授賞式についての説明会としての役目を担います。
今年はビバリーヒルズのビバリー・ヒルトン・ホテルで行われ、授賞式の司会を担当するニール・パトリック・ハリスのほか、リチャード・リンクレイター監督、クリント・イーストウッド監督らを含めた150名近くが参加しています。
また高畑監督だけでなく、スタジオジブリの西村義明プロデューサーや、短編アニメ賞に映画『ダム・キーパー』がノミネートされた、ピクサーの元スタッフで日本人クリエイターの堤大介監督も出席しました。
2015 OSCARS: THE NOMINEES LUNCHEON
宮崎駿監督作以外では日本のアニメとして初めて長編アニメ賞にノミネートされた『かぐや姫の物語』。スタジオジブリの作品からは、昨年の『風立ちぬ』に続き2年連続のノミネートで、『千と千尋の神隠し』以来12年ぶりの受賞となるか期待が掛かります。アカデミー賞の授賞式は、現地時間で22日に開催されます。
かぐや姫の物語 [Blu-ray] 「姫の犯した罪と罰。」 スタジオジブリが描く真実のかぐや姫 高畑勲監督が「竹取物語」を題材に、誰もが知る“かぐや姫”の筋書きはそのままに、かぐや姫の「心」を描いた劇場アニメ。かぐや姫がどうやって地球に生まれ月へ帰って行ったのか、姫の犯した罪とは何かなど、知られざる“真実”を映し出す。2枚組。 |