NHK連続テレビ小説『なつぞら』の放送がスタートし、『アルプスの少女ハイジ』や『火垂るの墓』、『風立ちぬ』の菜穂子など、アニメーションのテイストが入った演出の数々が話題になっています。
第1話では、本編においても東京大空襲の回想シーンがアニメで描かれており、『火垂るの墓』を彷彿とさせています。
フルアニメーションで描かれたタイトルバックに関しては、『アルプスの少女ハイジ』を想起させます。
アニメーションで描いた東京大空襲について、磯智明チーフ・プロデューサーは、「将来、アニメーターを目指す話ということをまず印象付けたい。なつの記憶として戦争を表現する上で、アニメは欠かせない表現」と語り、「高畑さんや、その世代のそうそうたるアニメーターの方たち皆さんへのオマージュ。軌跡や偉業の一端でも表現できれば」と高畑勲監督へのオマージュであったことを明かしています。
ハイジの世界観のオープニングについては、「将来、ヒロインが作っていくアニメってどういうものだろうと考えた時に、自分たちが子どもの頃に影響を受けた世界名作劇場のラインアップは外せない」とし「今の日本のアニメーションを支えているそうそうたる人たちの高い志があり、そこに入っていく物語というのはわくわくするんじゃないかと思った」と話しています。
また、第2話においては、主人公・なつを引き取った柴田武男が、妻の富士子に「ふ~じこちゃ~ん」とルパン三世のごとく声をかけるシーンがあったり、子どものなつが「ここで働かせてください!」と千尋のごとく叫んだり、アニメネタがふんだんに仕込まれるドラマとなっています。
これから先、どのようなアニメネタが放り込まれてくるのか見逃さないようにしましょう。
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