「ORICON STYLE」に、『思い出のマーニー』の音楽を担当した村松崇継さんのインタビューが掲載されています。長編アニメーション映画は初挑戦という村松さん。楽曲制作の舞台裏やジブリ作品に関わることへのプレッシャーなどについて語りました。
ジブリ作品の音楽を手掛けることが夢だった
――最初に『思い出のマーニー』の話を聞いたときはどう思われましたか。
村松:
びっくりしましたよ(笑)。過去の作品も聴いて下さっていましたし。まずは米林監督からマーニーと杏奈の設定のメモをいただき、イメージ曲を作ることになりました。もちろん、その時はまだ映像がなかったのですが、メモにはふたりの生い立ちからマーニーに会って凍っていた心がだんだん溶けていく杏奈の成長などがこと細かく描写されていたので、イメージは膨らませやすかったですね。最初にイメージソングを作ったことで、その後の音楽の世界観も固まっていきました。
――ジブリ作品の音楽を担当することに対して、プレッシャーはなかったのでしょうか。
村松:
プレッシャーが全くないと言ったら嘘になります。しかも今回に関しては“新生ジブリ”“世代交代”と、大きな注目を集めている作品でしたから。ただ、それよりも『思い出のマーニー』の世界観を音楽で表現したい、作品として良いものを作りたい、という思いのほうが強かったですね。ジブリ作品の音楽を手がけることは夢でもありましたし。