宮崎駿監督が、沖縄の久米島町にある銭田森林公園に「子どもたち向けの交流拠点施設」の建設を進めていることがわかりました。地元のデザイン業者と町、宮崎監督の友人である事業総責任者の堀野富洋さんが銭田公民館で、住民説明会を開き「島の子どもたちが活用できる児童館的役割もあり、2年以内の開所を目指している」と明らかにしました。
町は、銭田森林公園の一部約1万平方メートルを提供。宮崎監督は、総事業費3億円をかけて施設を建設し、町に寄贈の予定。建物は、約30人の受け入れができる2階建てで、延べ床面積約1千平方メートル。今後、住民との話し合いの場を定期的に開き、できるかぎり事業計画に意見を取り入れるといいます。
施設建設を発案した堀野さんが昨年12月、宮崎監督と役場職員を仲介して計画が始動。「島の豊かな自然に触れ合える広い場所を」との提案に、町は銭田森林公園案を提示。今年の4月から計画が進行しました。