『思い出のマーニー』の公開を記念して、27日(日)から両国の江戸東京博物館で「思い出のマーニー×種田陽平展」が開催されます。同展覧会の開催を記念して、Wヒロインを務めた高月彩良さんと有村架純さん、米林宏昌監督が来場、本作の美術監督・種田陽平の案内で展覧会を堪能しました。
今回の展示では、種田が美術監督として参加した『思い出のマーニー』のセットを実写映画のセットのように巨大空間に再現するとともに、およそ100点以上におよぶ映画本編の美術資料などを展示している。
マーニーが住む“湿めっ地屋敷”がほとりに建つ入江を、杏奈が船で渡るジオラマや、人が実際に入ることが出来る窓までついたマーニーの部屋、さらに杏奈とマーニーにとって終盤のヤマ場となるサイロなどが、作品そのままに再現された。米林監督は「本当にビックリした。最初にこのモデルがあれば、絵を描きやすかった」と笑った。
展示を一通り堪能した高月は「ものすごいリアルで、鳥肌が立ちました!」と感想を述べ、有村も「ジブリの世界の中に入ることができて、とてもワクワクしました」と笑顔。そんな彼女たちのリアクションに種田は「当然ですね」とちゃめっ気たっぷりに応じ、「アニメ制作と同時進行で何か月もかけて作ったものですし、実写映画としても撮ることができるものになっています。1日貸しますんで、(実写版『思い出のマーニー』を)ぜひ!」と呼び掛ける。
そんな種田の言葉に「取材の時に(ここで展示されている、クライマックスに登場する)サイロのセットに行ったことがあって。そこで二人で怖がっているふりをしたことがあったので、サイロのシーンはやってみたい」という高月と、「アニメを再現するのは面白そう」と語る有村。米林監督も「今回の美術を余すところなく使ってみたい。アニメでは描かなかった角度からも撮れますからね」と実写化にまんざらでもない様子だった。
また、同展覧会「思い出のマーニー×種田陽平展」では、高月彩良さんと有村架純さんが音声ガイドを担当する。
思い出のマーニー×種田陽平展
日程:2014年7月27日(日)~9月15日(月・祝)
※8月4日、9月1日は休館
時間:9:00~17:30
※金曜日は21:00まで、土曜日19:30まで
場所:江戸東京博物館