プリシラ・アーン『思い出のマーニー』の主題歌を担当することになり、世間の注目を集めているアメリカ在住の歌手、プリシラ・アーンさん。まるでジブリ作品から飛び出したかのような雰囲気のプリシラさんは、もともと大のジブリファンだそうです。
「よく“夢がかなう”と言いますけれど、今回のお話はもう夢以上!夢にも思えないくらいのチャンスをいただけてとても感謝しています」と彼女は話します。



主題歌に選ばれた曲は、小さな地元の町からL.A.に移り住んだ9年くらい前に作ったという。
「学生時代の私はほかのコたちの輪に入れず、どこにも属せない孤独感を抱えていたんですが、知り合いのいない大きな街で過ごす寂しさが当時の心情とつながってこの曲が生まれました」

まるで、『思い出のマーニー』のために作ったような曲が、彼女とジブリをつなぎ、“夢以上”の日々が始まりました。

そんな彼女が、特に印象的に感じたことはなんだったのでしょうか。
「宮崎駿監督のアトリエにお邪魔してお会いできたのは、特別でかけがえのないことでしたし、米林監督にスタジオジブリの館内を案内していただきマーニーの製作過程を拝見できたことも刺激的でした。でもハイライトを選ぶなら、映画の最後に自分の歌が流れてくるのを聴いた瞬間です。感動で本当に胸がいっぱいになりました。もう毎日がいいことばかりなんですよ(笑)」