柊あおいさんが描いた青春恋愛漫画『耳をすませば』の10年後を描いたオリジナルストーリーの実写映画化されることが発表されました。
月島雫役は女優の清野菜名さん、天沢聖司役は松坂桃李さんが務めます。原作の世界観を再現する「あの頃(過去)」と、オリジナルで加わる「10年後(現在)」が描かれます。
高校受験を控えながら小説の執筆に没頭する中学3年生の雫と、ヴァイオリン職人を目指す同級生・聖司の出会い、恋の行方を描いた物語として1995年にスタジオジブリがアニメーション映画化。配給収入18.5億円のヒットを記録し、名作映画として語られています。
実写映画では、原作にある中学生時代に加え10年後の姿が描かれます。聖司が雫と結婚の約束を交わしてから10年後。恋も夢も中途半端なまま大人になり、いつの間にか聖司との間に距離が生じていた雫が、忘れていたあの頃の気持ちを取り戻していく物語だといいます。
清野さんは「とてもうれしく光栄」と喜び、松坂さんも「月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることをうれしく思います」と出演に笑顔を見せました。クランクインは2月中旬、クランクアップは3月の予定。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと松竹の初の共同配給で、公開は2020年9月18日が予定されています。