鈴木敏夫プロデューサーによる「言葉の魔法展」が、8月27日から11月5日にかけて広島・筆の里工房で開催されます。
鈴木さんは、高畑勲監督や宮崎駿監督が創りだす世界観を多くの人々に伝えるため、作品の本質を読み取り、言葉を紡ぎ出し、その言葉を世に送り出してきました。
本展では、鈴木が携わったスタジオジブリ作品の膨大な手書き資料をはじめ、名台詞などを書き下ろした書や、キャラクターデザイン、宮崎駿監督との合作など手書きに親しむ姿を紹介し、その言葉の魅力に迫ります。
『かぐや姫の物語』の題字や『風立ちぬ』のキャッチコピーなど、鈴木さんの言葉の多くは手書きで書き出されています。鉛筆や油性ペン、筆を使った手書きの言葉によって、活字では表せない作品のメッセージが伝わってくるようです。
「言葉の魔法展」では、鈴木さんが手掛けたキャッチコピーや、広報デザインをはじめ、『千と千尋の神隠し』に登場した油屋と手書き文字のコラボ空間などを通して、言葉の魅力に迫ります。
また、26日には、一般公開に先立ってギャラリートークと内覧会が行なわれます。さらに、開幕日となる27日には、鈴木敏夫プロデューサーが来館し、テープカットセレモニーを行なう予定となっています。
その他、イベントも各種行なわれる予定となっており、27日(日)の初日には、会場の筆の里工房から特別トークショーが行なわれます。ゲストには石井朋彦さんと、川上量生さんをお招きして、鈴木さんの「言葉の魔法」の使い方や、師弟関係などについてお話いただく予定となっています。
スタジオジブリ 鈴木敏夫「言葉の魔法展」
期間:2017年8月27日(日)~11月5日(日)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
場所:筆の里工房
料金:大人 800円、小中高生 250円、幼児無料
休館:月曜日(祝日の場合翌日)