所沢航空発祥記念館にて開催されている企画展、「堀越二郎の生涯」がファンからの要望により、開催期間が延長されます。
当初は9月1日までの予定でしたが、来年の4月6日まで延長することとなりました。
『風立ちぬ』の主人公のモデルとなったことで、堀越二郎氏の注目度が高いようですね。



堀越(1903―82)は、旧海軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計者として知られ、同記念館では6月22日から9月1日までの日程で同氏の生涯展を開いた。

その一方、日本の航空100周年を記念して、昨年12月から8月31日まで米国民間航空博物館から借りて同記念館で展示した世界で唯一エンジン搭載のゼロ戦が人気を呼び、加えて6月から堀越をモデルにした宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」が全国公開されて、同記念館は航空ファンなど見学者でにぎわった。

同記念館事業課によると、堀越氏は戦後、GHQの目を逃れて都内の自宅屋根裏や群馬県藤岡市の実家に土蔵の中にゼロ戦などの設計図や風洞実験の書類など堀越氏の実像に迫る貴重な航空資料を隠しており、その数は段ボール箱13箱に及び、遺族から同記念館に寄贈されている。

しかし、資料の点数が多く、これまでに紹介しきれていなかったという。そのため企画展の開催延長により、同記念館は未公開の展示資料を年内と年明けの二つの期に分けて展示更新していく。

零戦 その誕生と栄光の記録
著者:堀越二郎
「われわれ技術に生きる者は、根拠のない憶測や軽い気持ちの批判に一喜一憂すべきではない。長期的な進歩の波こそ見誤ってはならぬ」日本の卓越した技術の伝統と技術者魂を見直すことが問われる今こそ、必読の一冊。

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