愛・地球博記念公園 サツキとメイの家

ジブリパークの開園日が2022年11月1日に決定し、公式サイトがオープンされるなど、いろいろな情報が出てまいりました。
そこで、現在わかっている範囲のジブリパーク情報をまとめておきます。



チケットについて

まず、気になることとして、ジブリパークのチケット料金や購入方法などがあると思うのですが、これらは現在のところ検討中となっています。
料金は、映画料金を参考にした、お手頃価格ということが発表されています。
これは予想ですが、1000~2000円程度で、エリア別に分かれるのではないかと思っています。

詳細については、今年の夏ごろにアナウンスできるのではないかと大村知事は言っていたので、8月頃には何かしらの情報が出ることでしょう。

公園の再整備

それから、ジブリファンとしては声を大にして言いたいのが、ジブリパーク建設にあたり木々の伐採や、山削りなどは行なっていないということ。
ジブリパークの建設が発表された2017年当初から言われていたことですが、新たな開発は行なわず、愛・地球博記念公園の自然を活かした形で再整備されることが公表されています。

この公園は、1970年に開園した「愛知青少年公園」の敷地を利用して、2005年に愛知万博の会場として再整備されました。この万博に、スタジオジブリも参加していて、そのときに建てられたのが「サツキとメイの家」です。

サツキとメイの家

この度オープンするジブリパークは、公園内の空いているスペースに建設されたものであり、木々の伐採、山削りは行なわれていないはずです。

ジブリパーク全体の事業費は、約340億円の見込みで、テーマパークとしては低予算となっています。

最初に公園ありき

ジブリパークプロデューサーの岡村徹也さんは、このように話しています。

「私たちはジブリパークを公園事業として捉え、整備していく姿勢にこだわっている。大きなテーマパークづくりは大規模開発を伴うが、自然を借景にしたり、その入口として公園という場を選ぶとなると、木を倒し、山を削って土地を開発しなければならなくなる。ただ、そうした開発ありきのテーマパークづくりは避けたいと思っていた」

また、先月1月に行われた、ジブリパーク発表会見で、宮崎吾朗監督はこのように話しました。

「地元出身の岡村さんの子どもの頃の話を聞くとよく分かるんですが、ここは万博の以前からずっと公園として親しまれてきた場所です。僕たちがジブリパークを作ることで、地元の人の記憶が壊れるようなことがないよう、公園の中で未利用の場所や利用しなくなった場所を活用することで、ジブリが隙間を埋めていけるといいなと思っています」

まず、公園であることが主軸にあり、そのうえでジブリの世界を表現したテーマパークとなるようです。

ジブリパークの各エリア

これは何度も報じられていますが、おさらいです。
2022年にオープンするのは、「青春の丘」エリア、「ジブリの大倉庫」エリア、「どんどこ森」エリアの3つです。
そして、来年2023年には、「魔女の谷」エリア、「もののけの里」エリアの2つがオープン予定となっています。

「青春の丘」エリア
「青春の丘」エリアでは、『耳をすませば』の地球屋と、『猫の恩返し』の猫の事務所と、19世紀末の空想科学的デザインのエレベーターが造られることが発表されています。

地球屋の内装は、映画をそのままを再現し、ロータリーには映画にも登場したシンボルツリーが植樹されました。
猫の事務所は、映画同様に小さなもので、入ることはできないそうです。

「ジブリの大倉庫」エリア
「ジブリの大倉庫」エリアは、ジブリ美術館の拡張版として展示室が作られるだけではなくて、子供が遊べるネコバスや、アリエッティの世界、朽ち果てたロボット兵、巨大な飛行船などなど、色々な作品の世界が再現された、遊べるエリアとなります。
以前公表された話では、ジブリ以外の展示も行なう予定があるです。

「どんどこ森」エリア
「どんどこ森」エリアでは、トトロの格好をした「どんどこ堂」という木製遊具が設置されることが発表されました。
高さ5.2メートルの巨大なもので、子供なら5人程入れるそうです。

ジブリパークの宿泊

現在のところ、ジブリパーク内に大型ホテルなどの宿泊施設の計画はないそうですが、グランピングなどのジブリの世界観を壊さない程度の宿泊施設であれば、検討の余地があるようです。

また、将来的には、名古屋市にオフィシャルホテルを作るという構想も持っているそうです。

ジブリパークのオフィシャルホテルというと、ホテルアドリアーノが実現することも夢ではないかもしれませんね。まだオープン前ではありますが、今後の発展も楽しみです。