スタジオジブリ作品に登場する建物の魅力に迫る「ジブリの立体建造物展」が4月16日から、長野市の県信濃美術館で始まりました。
『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』まで、長編映画19作品に登場する建物の模型や原画、背景画など約460点が鑑賞できます。
同展は、2014年に東京・小金井市の「江戸東京たてもの園」で初めて開催されており、国内の巡回展は県信濃美術館が初めてのこと。初回よりも展示点数が増えています。
会場でひときわ目を引くのは、高さ2メートルを超える「油屋」の模型。油屋裏側の従業員スペースもきっちり再現されています。『となりのトトロ』の「草壁家」のミニチュアや、『天空の城ラピュタ』に出てくる鉱山、『借りぐらしのアリエッティ』の小人の家なども細部まで作り込まれています。
企画展の開会式で、ジブリ美術館の中島清文館長は宮崎監督の考えを引用し、「建物は暮らしに密着しているもの。細かいところにこだわりがあるので、多くの人に見てほしい」と述べました。
「ジブリの立体建造物展」
会期:2016年4月16日 (土) - 2016年6月26日 (日)
休館:毎週水曜日(ただし、5月4日(水)は開館)
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:長野県信濃美術館