宮崎駿

宮崎駿監督が『となりのトトロ』の構想を練った場所として知られている淵の森で、下草刈り会が本日1月19日に行なわれました。
この場所は、埼玉県所沢市と東京・東村山市にまたがる雑木林で、宮崎監督が日々清掃や手入れをしていることでも有名です。この日は、地元の住民や宮崎監督のファンが集まり、ささを刈り取りを行ないました。



今年で24回目となる下草刈りは、年々参加者が増えていき、今年も300人余りが駆けつけました。

初めに宮崎監督から作業についての説明があり、参加者はカマやハサミなどを使って草刈りを開始。当初、9時から11時まで行なわれる予定が、1時間早く作業が終わるほどに、小さな森は参加者であふれ返りました。

宮崎監督は「ちょっと手を掛けただけで自分にとって親しい土地になり、それがこの土地を守ることにつながる」と話し、この日イベントに参加していた『となりのトトロ』の主題歌を担当した井上あずみさんは「こんなに多くの人が来てくれることが嬉しい」と感激していました。

淵の森

この淵の森は、春にはキンポウゲ科のアズマイチゲなどさまざまな植物が自生しています。毎年行われている下草刈りでは、増えすぎたアズマネザサを刈り取り、多様な植物が生育できる環境が整えられています。