52歳で「マンガ博士」に――。笛吹高校の国語科教諭、砂沢雄一さんが学習院大学大学院で博士号を取得した。博士論文の題材は、映画の宮崎駿監督によるマンガ「風の谷のナウシカ」。砂沢さんは「これからも研究を続けます。同世代や高校生たちの励みになればうれしい」と、喜びの春を迎えた。



「風の谷のナウシカ」はアニメ映画として知られているが、もともとはマンガ。宮崎監督が12年間かけて完成させた大作だ。映画では主人公ナウシカが「風の谷」を守るストーリーだが、マンガでは旧人類が用意していた次の人類を生む卵を、ナウシカがロボットを使って破壊する、という結末になっている。

マンガ自体も当初の雑誌連載と、のちの単行本では構成が違い、絵の描き直しやセリフの変更などが千カ所以上ある。砂沢さんは、この違いに注目。「ナウシカ」の二通りの原作について比較論を展開し、宮崎監督の思想の変遷にも及ぶ約270ページの博士論文をまとめた。マンガを題材にした博士論文は珍しく、これからのマンガ研究の方法論や表現論の基礎となる可能性があるという。

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