コントレール『この世界の片隅に』で知られる片渕須直監督の次回作となる長編アニメーション作品の制作が、新たなアニメ制作会社「コントレール」で行なわれることが明かされました。
「コトレール」は9月2日に設立されており、同社で片渕監督は取締役を務めます。



社名の「コントレール」は片渕監督が名付けたもので、“ひこうき雲”を意味します。
天色の空に、長く永く筋を引く白雲をイメージしていると言い、「多くの人に、末永く愛されるアニメーション作品を作りたい」と、たくさんの愛情を掛け、手間暇を惜しまぬ作品制作を行っていきたいという思いがこめられています。

コントレール

片渕監督は日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督のもとで『名探偵ホームズ』の脚本家として参加。スタジオジブリの『魔女の宅急便』では演出補を務めました。
『アリーテ姫』にて長編アニメーション映画を初監督。以降、『マイマイ新子と千年の魔法』では異例のロングラン上映とアンコール上映を達成し、2016年の『この世界の片隅に』では、幅広い世代からの支持が大きな反響を呼び、日本アカデミー賞「最優秀アニメーション作品賞」、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門「審査員賞」を受賞するなど、国内外にて高い評価を得て数々の賞を獲得。今年12月20日には250もの新作カットを追加したロングバージョンの『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開されました。

なお、「コントレール」では、来年1月上旬からは、作画スタッフ・制作スタッフ等の人材を幅広く募集していく予定です。

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