鈴木敏夫プロデューサーが、週刊誌「AERA」2014年 8月11日号の特別編集長を務めます。「ジブリがアエラにやってきた」と題して、鈴木敏夫特別編集長のもと「宮崎駿、引退後の初仕事」の紹介や、養老孟司さんと川上量生さんの対談による「ジブリ30年の功と罪」などが収録されます。
「アエラの1号限りの編集長を務めてもらえませんか」
3月に編集部からオファーしたことから、このコラボは始まった。ジブリ作品を30年間世界中でヒットさせてきただけでなく、元雑誌編集者でもある鈴木さんなら、どんな雑誌を作るのか――。編集会議が始まった。
「アエラの読者はどんな人?」
「誰に向けて、何を伝えたいの?」
鈴木さんによるアエラ分析からスタート。編集会議は、時に、何の関係もないような雑談や昔話にも及び、何度も繰り返された。日頃、効率的に無駄を省くことばかりが先に立ってしまうアエラ編集部員たちは、おもちゃ箱をひっくり返したような、脈略のない話の中からアイデアを見つけて行く会議のやり方自体が目から鱗だった。
作家・半藤一利さんがこの夏の思いを込めた宮崎駿さんへの手紙、ともに「団塊の世代」である社会学者の上野千鶴子さんと鈴木さんが、自分たち世代の今後について語りつくした対談など、さまざまな角度から「将来」を考える記事が満載だ。
表紙は、三鷹の森ジブリ美術館で開催中の「クルミわり人形とネズミの王さま展」のために、宮崎さんが描き下ろした絵。メルヘンなジブリの世界観も、将来の課題についてのハードな議論も、1冊で両方を堪能できる内容になっている。
AERA (アエラ) 2014年 8/11号
発売:2014年8月4日
価格:410円
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