なつぞら『なつぞら』第23週では、天陽くん週間となります。天陽くんは神田日勝をモデルにしていますし、「天陽くんにさよならを」というサブタイトルからもわかるように、今週亡くなることはわかっていましたが、まさかの火曜日のそれもオープニング前に逝ってしまいます。体調の悪い所を追いかけず、あっさりと逝ってしまうのが天陽くんらしさだったのかもしれません。



一方、東洋動画のほうでは、神っちもついにマコプロに移籍してしまうし、なつも仕事について悩みを見せはじめ、どうなってしまうのか……という第23週なのでした。

第133話「神っちの移籍」

第133話では、ついに神っちも東洋動画を辞めて、マコプロダクションに移籍することになります。そして、マコプロでは『大草原の小さな家』のアニメーション企画が検討されており、なつはイッキュウさんから一緒にやろうと誘われます。
なつは、東洋動画の企画には納得していないので心揺さぶられるところもあるようですが、恩人である仲さんを裏切るわけにはいかないと、思い留まります。

一方、北海道では天陽くんが病に倒れて入退院を繰り返していました。かなり体調が悪そうで、倒れそうになりながらも病院を抜け出して、描き途中だった馬の絵を仕上げにきました。

第134話「天陽くん、逝く」

第134話では、開始早々天陽くんが畑で倒れて亡くなってしまいます。今週亡くなることはサブタイトルから予想はついていましたけど、まさか火曜日に逝ってしまうとは……。麦わら帽子を投げ、穏やかな表情で畑に倒れ込む天陽くん。自らが土へと還る、美しい最期を迎えました。合掌。

第135話「天陽くんの自画像」

第135話で、なつは天陽くんの自画像と向き合い対話します。その自画像の下には、天陽くんが描いたなつの肖像画が塗りこめられていて、天陽くんとなつが一体化した絵であり、なつは自分自身と対話するというメタファーになっています。どれだけ練り込まれた脚本なんでしょう。
天陽くんがなつの絵を塗りつぶしたときは、キャンバスでのつながりを切っただけに思えましたけど、実際には一緒になれなかった二人がキャンバスで一体化していました。天陽くんも、あの板の前で自問し、自画像を描いたわけですね。泣けてくる演出ですね。

第136話「なつの決意」

第136話で、まだ十勝に帰省中のなつは雪月で娘の優とともにお菓子を食べていると、雪之助さんが現れて天陽くんが描いたという「雪月」の包装紙を見せてくれました。
その絵には、十勝の草原にひとりの少女がいて、モチーフになったのはなつだったことがわかります。そのことに胸が熱くなるなつ。その日の夜、優を寝かせるために『大草原の小さな家』の本を読み、優が寝静まったあとになつはおもむろに絵を描きだします。それは、天陽くんの絵からインスパイアされた『大草原の小さな家』のイメージボードだったのです。
翌朝、その絵を見て、感激する優。昨夜読んでもらった本が絵になっているなんて、最上級の素敵体験ですね。「これが見たい!」と歓喜の表情をする優に、なつも心が動き、さっそく東京に電話をかけるのでした。マコプロへの移籍を決心したようです。

第137話「北海道開拓のアニメーション」

第137話では、なつは東京に電話をかけて、イッキュウさんに『大草原の小さな家』を作りたいと伝えます。それを聞いたイッキュウさんは、さっそく企画書を書き上げて、マコさんに提出。小説は原案としたうえで、舞台を北海道にして作ることを決めます。これって、つまり、北海道開拓をする『なつぞら』のアニメーション版なのでは?

第138話「なつの移籍」

第138話では、なつはマコプロに移籍することを仲努さんに告げ、会社にも退社届を提出しました。『大草原の小さな家』は、イッキュウさん演出のもと、作画監督はなつが務めることになりました。
東洋動画に勤めている優秀なアニメーターは、どんどんマコプロに移籍してしまいます。奥山玲子さんは1976年に退社していましたけど、なつは1974年なので一足先の移籍ですね。

マコプロに移ってからも、史実同様になつは大活躍しそうです。

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