鈴木敏夫プロデューサーが、代官山の蔦屋書店で行われたトークイベント『鈴木書店 鈴木敏夫を作った100冊』に出席。イベント終了後、報道陣の取材に答え、“ジブリ解体騒動”に触れました。
「結果として、『思い出のマーニー』を大人が観に来てくれた。平均単価が上がったのよ。思わぬ効果。こういうことってあるんだな」とニヤリと笑い、抜け目なく喜んだ。
『思い出のマーニー』は、長年ジブリを支えてきた高畑勲氏と宮崎駿氏が関わっていない初の長編映画というだけでなく、プロデューサー業もほぼ西村義明プロデューサー(36)に一任され、鈴木Pもほぼノータッチ。
「もう少し俺に聞いてくるかと思ったら、全然、聞きに来こなかった(笑)。団塊ジュニアって、自尊心が強いんだなぁと勉強になりました」と毒を吐き、「ついこの間も、女子中高生向きの宣伝に偏りすぎていると批判しまくったところです」と裏事情を暴露した。
さらに、「女子中高生が多く観てくれているのはうれしいんだけど、もっと大人にも観て欲しいって思うんだよね」といい、「鈴木が若いプロデューサーを大批判。まかせて失敗だったって、書いてよ。スポーツ紙向きじゃない? 話題になるから」と、笑いながら記者にけしかけた。それでも、一呼吸置いて、真顔になり「少し正常に戻ったかな、非常に健全な正当な宣伝をしていると思う。もう少し狡猾になったらいいってこと。それが本心です」と話していた。