宮崎駿監督が描いた絵物語『シュナの旅』が、このたび初めて英語版が発売されることを受けて、原著であるアニメージュ文庫の『シュナの旅』が重版94刷を決定しました。本書は、1983年の刊行以来から、累計発行部数が90万部を突破しました。
本作は、宮崎駿監督がチベットの民話『犬になった王子』をもとに、オールカラーの水彩画で描き下ろしています。宮崎吾朗監督作品の『ゲド戦記』では、原案になったことでも知られています。
スタジオジブリの公式Twitterによると、発売告知を二回延ばすほど、丁寧に描きこんでいたそうです。
宮崎さんはこの絵物語を描くのにものすごく時間をかけ、発売告知をアニメージュ誌上で2回延ばしました。原画を見ると分かりますが、とても丁寧に水彩で描かれています。特に、表紙に使った少女・テアの顔は何回も描き直し、顔色、表情、納得できるものが出来るまで、切り貼りまでしていたそうです。 pic.twitter.com/rNe3d6fOWC
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) August 14, 2021
なお、英語版のタイトルは『SHUNA’S JOURNEY』。装丁画は、日本版とは異なるものになるようです。発売は、2022年11月1日となります。
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