スタジオジブリの公式Twitterにて、トレスマシンが故障して倉庫送りになることが明かされました。
トレスマシンとは、アニメーターが描いた絵をセル画に転写してくれる機械のこと。デジタル化する前のアニメーションにおいては必需品でした。
このたび故障してしまったトレスマシンは、業者に修理を依頼したところ、生産中止のため交換部品が手に入らず、お蔵入りになることが決定したそうです。
Twitterには、「梱包して倉庫へ運ぶ事になり、みんなで寄せ書きをし、労をねぎらいました」と書かれており、宮崎駿監督は『毛虫のボロ』が描かれ、本田雄さんは何故か『ガンダム』と愛犬もものイラストを寄せています。な、なぜ、ジブリでガンダム……? その他、吉田昇さんら、スタジオジブリで活躍するスタッフによる寄せ書きが集まっています。
トレスマシンがフル活用されていたころのスタジオジブリです。
今回故障したものとは型が違うようですけど、同時代に活躍していたのでしょうかpic.twitter.com/dCZZy8BGLQ— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) May 24, 2021
退役したトレスマシンは、倉庫に仕舞われるようですが、これだけの想いが込められた機器には付喪神が宿って、またここから物語が生まれるのかもしれません。
そんなことを想像させるような、スタジオジブリのツイートなのでした。