先月、2月よりNetflixでスタジオジブリ作品が配信を開始したイギリスでは、大手紙ガーディアンがジブリ作品のランキングを発表しています。
本ランキングは、ガーディアン紙が独自に編集したものであり、必ずしも各作品の国内での知名度や評価とは一致していないようです。
また、何をもって上位とするのか、その理由や、各作品に対するコメントも掲載されていて、興味深いものがあります。
ガーディアン発表のスタジオジブリ作品ランキング
1位:『もののけ姫』
2位:『ハウルの動く城』
3位:『魔女の宅急便』
4位:『となりのトトロ』
5位:『天空の城ラピュタ』
6位:『千と千尋の神隠し』
7位:『火垂るの墓』
8位:『ゲド戦記』
9位:『崖の上のポニョ』
10位:『耳をすませば』
11位:『風の谷のナウシカ』
12位:『猫の恩返し』
13位:『風立ちぬ』
14位:『かぐや姫の物語』
15位:『海がきこえる』
16位:『思い出のマーニー』
17位:『平成狸合戦ぽんぽこ』
18位:『借りぐらしのアリエッティ』
19位:『コクリコ坂から』
20位:『おもひでぽろぽろ』
21位:『ホーホケキョ となりの山田くん』
22位:『紅の豚』
同紙のコメントから作品への評価を確認すると、1位『もののけ』は「今日の気候変動を強く訴えかける」とのことで、人間と自然の相反する利害をテーマにした作品性が高く評価されています。
また、2位の『ハウルの動く城』は、難解だと言われる本作に対し記事は「これは明らかに、イラク紛争に対する、映画を通じた宮崎監督の反応である」だと解釈しています。
3位『魔女の宅急便』では「冒険心にあふれた若き女性を描く、元気いっぱいの映画作品」と評価しており、社会における女性の活躍を評価しているようにも受け取れる。現代社会で注目されるメッセージをはらんだ作品が上位に選定されています。