伊賀 トトロ伊賀市の伊賀有機農産供給センターの畑で毎年開かれている「収穫感謝祭」のシンボルとして、トトロの巨大なオブジェが設置されました。作ったのは、名張市富貴ケ丘の農業をしている和田武雄さん。和田さんがオブジェを作るようになったのは祭りが始まった約30年前からだといい、東北地方などでは五穀豊穣や厄災退散を祈願した巨大なわら人形を作ることを同センター創立者の方から教えてもらったのが切欠。子どもたちの人気を集めています。



今回は竹をツルで編んだ骨組みを、割いたシュロの葉でくくり、わらやササを付け、木で耳を、さん俵で目が作られました。
生産者仲間などの協力も得て、約1週間で高さ約4メートルのトトロが完成。実は、トトロを作ったのは今回で4回目だそうで、しっぽ部分が小さな入口になり、子どもたちが胴体の中に入れるよう工夫されています。

「自然に感謝し、出会いやつながりを大事にするきっかけになれば」との思いが込められ、全て土に還る材料しか使っていないことにこだわっているそうです。