北海道深川市を見渡せる高台に、『となりのトトロ』のネコバスを模した廃バスがにわかに人気のSNSスポットになっています。
市内の市民グループ「戸外炉(ととろ)」が設置したもので、バスの脇には時刻表がついたバス停もあり、多くの観光客やライダーが訪れる新名所として育っています。
市民グループ「戸外炉」は1998年に発足し、町おこしの一環として、高台の眼下に北斗七星が広がるイメージで、街の中に街灯を設置した。
しかし、夜景スポットとしてはなかなか浸透せず、そこで目をつけたのが、近くの農家が休憩小屋として利用していた廃バスでした。
「戸外炉」のグループ名にあやかって、廃バスにネコバスを描き高台に移設し、「戸外炉峠」と名付けられました。
2000年には道が、この高台を「戸外炉峠駐車公園」として整備。眼下の暗闇に浮かび上がる星座は、北斗七星だけでなく、カシオペア座も加わり、街のライトアップを楽しめる観光地となりました。