吉祥寺の古本屋「一日」で開催されている、奥山玲子さんの個展「銅版画展 小さな愉しみ」に行ってきました。
本展は、奥山さんの銅版画に特化した画集の発売を記念して開催された作品展示となります。『なつぞら』の奥原なつのモデルとして何かと話題の奥山さん。
7月にも「奥山玲子の世界 黎明」と題し、アニメーション用のイラストと銅版画が展示されていましたが、今回は銅版画のみの展示となります。
アニメーションで描いていたときとは、まったく違った画風で、生命であったり性を感じさせるようなものばかり。元々はアニメーターとしての奥山さんの絵しか知らなかったので、ちょっと驚くような作品もいくつかありました。
銅版画は7月の展示でもいくつかありましたけど、今回展示されたものは、もっと奥底に問いかけてくるようなものを感じます。
宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』を作っているときに、「結局、性なんですよ。性の問題から外すことはできないんです。よけてもよけても、内臓までものが届かないんですよ」ということを言っていたのを思い出しました。
会場となった「一日」では、奥山さんの画集をはじめ復刻された絵本や、森康二さんの画集などが発売されています。
『なつぞら』制作スタッフからも、花が届いていました。
奥山玲子 銅版画展 小さな愉しみ
日程:2019年9月19日(木)~29日(日)
時間:12:00~20:30 (21日・29日は18:00まで)
休み:火曜日
会場:吉祥寺「一日」