『火垂るの墓』の舞台となった「ニテコ池」に、記念碑が設置されることが決まりました。
戦後75年の節目を迎える2020年6月に完成する予定で、地元有志らでつくる記念碑建碑実行委は設置に向けて寄付を募っています。
『火垂るの墓』はジブリファンにとっては高畑勲監督のアニメーション映画が思い浮かびますが、原作は野坂昭如さんの実体験を基に書かれた小説となります。ニテコ池は野坂さんが実際に戦時中に食器や身体を洗ったという貯水池で、アニメーションでもその様子は再現されていました。
記念碑には、「小説 火垂るの墓 誕生の地」と刻まれ、野坂さんの戦争体験やアニメーション映画のワンシーンも陶板で描かれる予定です。
アメリカひじき・火垂るの墓 『火垂るの墓』、『アメリカひじき』の直木賞受賞の2作をはじめ、野坂昭如の作家的原点を示す6編。 |