第31回すかがわ国際短編映画祭が、須賀川市文化センターで行なわれ。2日間で計30本の映画が上映されました。県内外から多くの映画ファンらが訪れアニメやドキュメンタリー、ドラマなど国内外の様々な作品を堪能しました。
初日には、スタジオジブリでも活躍した百瀬義行さんと、スタジオポノックの西村義明プロデューサーが対談を行なっています。
映画祭では、2人が製作に携わったスタジオポノックの短編作品『サムライエッグ』の上映も行われました。
対談では、百瀬さんと西村さんが短編アニメを製作する上での姿勢や、魅力について語り、百瀬さんは「無機質な感じを意識し、背景をCGでつくることも実験的にやっている」とした上で「人の手で描くと何らかのノイズが出る。あえて加工処理して除き、キャラクターと背景を合わせる工夫もしている。もちろん手描きも好き」と笑顔を見せた。
西村さんは短編アニメを「自由度の高い良い実験場」と表現。「『一人でも感銘を受けてくれればいい』『必ず一つ新しいことを入れる』の2点を製作のルールにしている」と語り「まずは自分たちが興奮できるよう新しいことができないと、作り手として終わってしまう」と意欲を語りました。
ポノックのえほん サムライエッグ いのちは、負けへん。いのちと向き合う、母と子の物語。 |